この記事をまとめると
■大阪オートメッセ2025が開催中



■スズキがブースを出展している



■フロンクスとワゴンRスマイルのコンセプトカーについて解説



2台のコンセプトカーに注目!

2025年2月7日(金)より9日(日)までインテックス大阪で開催される、西日本最大級のカスタムカーショー「第28回大阪オートメッセ2025」。



3号館のスズキブースに足を踏み入れると……。



「めっちゃ可愛いやん!」



という感嘆の、最初は女性、次いで男性の声が、ブースの奥から入口付近まで聞こえてきた。



「めっちゃかわいい」ワゴンRスマイルに「めっちゃワイルドな」...の画像はこちら >>



そんな60歳前後と思われる夫婦の来場者、その視線の先、ステージ右側にあったのは、昨2024年12月にマイナーチェンジされたワゴンRスマイルのカスタマイズコンセプトカー「ヨーロピアン・アンティーク」だった。



フロントマスクの曲線基調をより強め、車名どおり優しく微笑んでいるような顔つきに生まれ変わったワゴンRスマイルの内外装を、「ヨーロピアン・アンティーク」は白とピンクベージュを基調にコーディネート。フロントグリルは上側を編目状、下側を横基調とし、前後ドア下部とバックドア下部には花柄のデカールを施している。



「めっちゃかわいい」ワゴンRスマイルに「めっちゃワイルドな」フロンクス! スズキブースの対照的な2台がセンスよすぎ!!【大阪オートメッセ2025】
ヨーロピアン・アンティークのリヤスタイリング



加えて、クラシカルなデザインのルーフキャリアに、欧風懐古調デザインのピクニックアイテムを満載。そのうえモール類やホイールリム、シートベルトをショッキングピンクでアクセントとし、タイヤのサイドウォールもピンクベージュで塗装、「DUNLOP」と「ENESAVE EC300+」のロゴを白文字にするほどの徹底ぶりだ。



さらに、ワゴンRスマイルの新たなマスコットキャラクター「ちまいる」の大小ぬいぐるみが室内外に、一部は手に取って自由に撮影可能な状態で置かれており、その可愛さに拍車をかけていた。



「めっちゃかわいい」ワゴンRスマイルに「めっちゃワイルドな」フロンクス! スズキブースの対照的な2台がセンスよすぎ!!【大阪オートメッセ2025】
マスコットキャラクター「ちまいる」



なお今回の「ヨーロピアン・アンティーク」、市場の反応を見るために参考出品されたもので、来場者からの反応も上々。「法規面を含めて可能な範囲内で市販化を検討していきたい」と、関係者は話していた。「ちまいる」のぬいぐるみも、小さなサイズは発売に向けて検討中というから、楽しみに待ちたい。



また、ワゴンRスマイルの市販モデルも展示されていたが、こちらは発売済みのディーラーオプションでドレスアップ。



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ワゴンRスマイルのフロントスタイリング



「ナチュラルシックスタイル」と名付けられたコーディネートを構成する、ベージュのフロント/サイド/リヤアンダーガーニッシュやシートカバー、ステアリングホイールカバー、スチールホイール風デザインを採用したホワイトの14インチアルミホイールとシルバーのアルミホイールハーフキャップなども装着したこの展示車両も、件の初老夫婦から「前も後も中もめっちゃ可愛い! 顔は(マイナーチェンジ)前よりようなったわ」と大絶賛を受けていた。



都会の夜釣りをテーマにしたコンセプトモデルも

対するステージ左側に展示されているのは、「ワゴンRスマイル・ヨーロピアン・アンティーク」とは対照的に、力強くワイルドなテイストに満ちている、フロンクスのカスタマイズコンセプトカー「シーバスナイトゲーム」。



都会の夜釣りをテーマにしたこのモデルは、サスペンションをリフトアップのうえタイヤ外径をホイールハウスに入るギリギリのサイズまで拡大。ボンネットにはブラックの耐チップ塗装を施す一方、ボディ後半には「FRONX」ロゴ入りのチャートカラー(蛍光イエロー)でドレスアップした。



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シーバスナイトゲームのフロントスタイリング



またホイールもフロントはブラック、リヤはチャートカラーとすることで、フロントは目立たず、逆にリヤは非常に目立つ、独特の存在感を醸し出している。



さらにホイールアーチ上部には、使用中の釣り竿を立てかけられるよう、ルアーを模した開閉可能なプレートを装着。こちらはスズキと同じく浜松を本拠地とする釣り具メーカー、メガバスとのコラボレーションで製作されたもので、「フロンクス・シーバスナイトゲーム」に積載されている各種釣り具もメガバス製のものだ。なお船外機は、スズキの「DF6A」が「フロンクス・シーバスナイトゲーム」と同様にカラーリングされたものとなっている。



「めっちゃかわいい」ワゴンRスマイルに「めっちゃワイルドな」フロンクス! スズキブースの対照的な2台がセンスよすぎ!!【大阪オートメッセ2025】
シーバスナイトゲームのタイヤ&ホイール



室内もシートのメイン生地はやや水色がかったグレー、それ以外はブラックを基調とし、シートベルトはイエロー、その他アクセントは蛍光イエローとする、コントラストの強い配色。すぐ近くに展示されていた、ボルドーを基調とするベース車の装いとは全く異なる、だが非常に似合う、ワイルドさに満ちた装いだ。



こちらの「フロンクス・シーバスナイトゲーム」、2025年1月の東京オートサロンに出品された際も市販化を望む声が多く寄せられたという。将来的に新グレードとしてこのスタイルが追加されることを期待せずにはいられない。



「めっちゃかわいい」ワゴンRスマイルに「めっちゃワイルドな」フロンクス! スズキブースの対照的な2台がセンスよすぎ!!【大阪オートメッセ2025】
シーバスナイトゲームの室内



そのほか、「スペーシアギア」にディーラーオプションコーディネート「アウトドアスタイル」を装着した車両や、2025年1月にマイナーチェンジされたばかりの「ソリオ」と「ソリオバンディット」も展示。個性満点なグッズが揃う「スズキコレクション」の販売コーナーもある。



思わず声を上げて驚くかもしれない3号館のスズキブース、一見の価値ありだ。

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