メンテが見た目だけで完結するためお手軽さがポイント

バッテリーの形自体は昔から変わらないが、性能や機能自体は日々進化している。そのなかでも大きなものがメンテナンスフリーバッテリー、通称MFバッテリーの普及だ。今でも乗用車や低価格車には採用されているが、従来のタイプは液量の点検と補充。

さらに充電量を確認するために、比重計という器具を用いて測定したりしていた。
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それが必要なくなったということで、メンテナンスフリーと呼ばれ、実際点検するにしても、見た目だけで完了してしまう。では、どうやってメンテナンスフリー化しているのかというと、本来少しずつ蒸発するバッテリー液が循環するように上部の部分に特殊な弁を付けているのがポイント。

クルマのメンテナンスフリーバッテリーって何? なぜ液の補充が必要ないのか?



ヤカンでフタを開けていれば中のお湯は減っていくが、フタをすれば裏にしずくとなって付いてポタポタと下に落ちるから減らないのと同じ。ただ、バッテリーの場合は有毒なガスが出るので、それだけうまく抜くようにしてある。



メンテナンスフリーバッテリーには点検、補充用の穴が不要

そのため以前はあった点検・補充用の穴が必要なくなる。そうなると、比重計を入れて充電状態を確認できないが、その代わりに付いているのがインジケータだ。中を覗いて色で充電状態を確認できるもので、じつはこれ、比重計と同じもの。比重計とはバッテリー液の濃度によって浮き具合が変わる、中の浮きに付いている目盛りの位置でどのぐらい電気を溜めているかを見るものだ。



一方、インジケータの中にも浮きがあって、目盛りではなく、浮き加減で色が変わるようになっているのだ。つまり、インジケータは簡易比重計ということになる。



クルマのメンテナンスフリーバッテリーって何? なぜ液の補充が必要ないのか?



これらがあれば、従来は必要だった液量の確認はなくなり、充電状態もただ見るだけとなって、実質メンテと呼べるような作業は必要なくなってしまった。

だからメンテナンスフリーバッテリーと呼ばれるのだが、最新のメンテとしてはインジケータの確認、破損などがないかの外観チェック、端子の汚れや脱落の確認程度だ。もちろん横にアッパーとロワーのラインが付いている従来のタイプはメンテナンスが必要なので、しっかりと液量や充電量の点検、必要に応じての液補充をしてやろう。



クルマのメンテナンスフリーバッテリーって何? なぜ液の補充が必要ないのか?

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