スモールとの同時点灯は禁止されている

少々前に流行ったのが後付けのデイライト。法律的に昼間に点灯させる補助灯というものに対して規定はなかったのだが、安全性向上のために有用ということで、2016年に昼間走行灯として保安基準が定められた。



この基準は、白色であることや、1440カンデラ以下、つまりそこそこの明るさだったりと、常識的な規定内容だ。

これは後付けに対してであり、最近増えている純正での内蔵式のデイライトについては300カンデラ以下、点滅しない、光が増減しないという規定がなされている。またスモールなどとの同時点灯も禁止されている。
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オートバイとの差が小さくなるという意見も

どちらもメリットは自車の位置をアピールすることでの事故防止で、警察によればスイッチを入れる(スイッチがあるタイプに限る)という動作が安全意識を高めるとのこと。そんなに大げさではないと思うが、いずれにしても点けないよりは点けたほうが、事故防止という点では有用だろう。



北米の一部ではヘッドライトが強制点灯だし、佐川急便が以前発表していたデータでも昼間にライトを点けることで事故が減ったという結果が出ていた。



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もちろんデメリットもあって、電気を使うので、わずかとはいえ燃費が悪化するということ。さらに強制点灯になっているオートバイとの見分けがつきにくくなるという意見もある。



また、最近のLED式にあるようなエンジンをかけると自動で点くようなものはエンジンを切れば消えるのでいいが、スモールやヘッドランプをデイライトとして使う場合、バルブの寿命が短くなったり、消し忘れにより、エンジンを切った後も点いたままになる可能性がある。その際はバッテリーが上がってしまうことも考えられる。



また、意外なデメリットとしては、消し忘れと思われて他車からパッシングされる(教えてくれる)というものも少ないがある。

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