この記事をまとめると
■愛車のボディを守るためにコーティングを施工する人は少なくない



■しかしその種類は豊富で迷いがち



■今回はコーティングを5タイプにわけ、それぞれの特徴や予算を解説する



DIYレベルからプロ仕様まで費用はピンキリ

愛車のボディを守りたい、いつまでも艶のある状態に保ちたいと願っているクルマ好きは少なくないだろう。そんなとき頼りになるのがボディに施すことで表面を守る「コーティング」だ。そうはいってもコーティングの種類は多く、どのメニューがベストなのか迷ってしまうのも正直なところだろう。



ここではコーティングを「ワックスがけ」、「ポリマーコーティング」、「ガラス系コーティング」、「ガラスコーティング」、「セラミックコーティング」の5タイプにわけ、それぞれの特徴と予算感を見てみることにしよう。



まずコーティングの基本といえるのが「ワックスがけ」だ。機械洗車のオプションメニューとなっているワックスから、高級な固形ワックスを塗り込むものまで、ワックスがけひとつとっても松竹梅とメニューは豊富だ。



予算感でいえば、機械洗車のおまけであれば100円~の価格設定となっているし、カルナバロウなどを用いた高級ワックスであればひと缶5000円といった価格帯まで幅広い。



DIYからプロ施工までクルマの「コーティング」は大きく5種!...の画像はこちら >>



ただし共通しているのは、ほとんどの場合にDIYでの施工となることだ(一部、高級洗車店で施工しているケースもある)。また、どんなに高級なワックスであっても、その効果は半月程度となっている。ワックスがけ自体が楽しいという趣味もあるので、それ自体を否定はしないがコーティングの一種として考えるには、あまりにも効果が短いといえる。



「ポリマーコーティング」もワックスがけ同様にDIYでの施工が基本となるもので、ポリマー樹脂が含まれた液体ワックス(以下、ポリマーワックス)をボディに薄くのばすことでボディ表面の艶を出し、また塗装の傷みを抑えようというもの。



ポリマーワックスの価格帯は幅広く、安ければ2000円前後から見つけられるし、高くても5000円前後となっている。その意味では高級固形ワックスとさほど変わらない予算感で施工できるコーティングだ。具体的には洗車したボディにスプレーで噴いて拭き上げるというものがほとんどで、丁寧にやればDIYでも問題なく施工できるのもメリットといえる。



DIYからプロ施工までクルマの「コーティング」は大きく5種! 「手間と中身と費用」を比べたら「ガラスコーティング」がおすすめだった



ただし手軽に施工できるゆえに耐久性はそれほどでもなく、おおよそ3カ月程度でコーティング効果は薄まってくる。

季節の変わり目ごとに施行が必要といったイメージだ。



そうしたDIYで施工できるコーティングの最高峰といえるのが「ガラス系コーティング」。ポリマーコーティングにガラス繊維を加えることで、より艶やかな輝きを実現。さらに耐久性の面でも6カ月程度が期待できるというのがメリット。



DIYで施工する場合のキットは5000円~1万5000円くらいの価格帯で、1万円前後の予算で考えておくといいだろう。また、このガラス系コーティングはいわゆるプロのコーティング専門店でのエントリーメニューとなっていることもある。



ただし、コーティング専門店の場合は、塗装表面をクリアな状態にするための“磨き”と呼ばれる下地処理が必須となるため、薬剤だけを買ってきてDIYで施工するのに比べれば予算感が上がってしまう。それでも下地処理を含めて2万円程度であれば内容からすればリーズナブルといえるだろう。



新車であればガラスコーティングがコスパ最強

ここから先に紹介するのは、バフがけなどのしっかりとした下地処理、もしくは新車時にプロによって施行されることが基本となるコーティングとなる。



そうしたプロ仕様のコーティングにおいて、いま主流となっているのが「ガラスコーティング」だ。ガラス系とガラス、名前は似ているが前者がガラス繊維を含むポリマー被膜であるのに対し、後者はガラス被膜を形成するという点でまったく異なるものだ。



そのため耐久性も長く、年に一回程度のメンテナンスを実施したり、専用メンテナンスキットを使用したりすることで3年程度はコーティングを維持することができる。

新車時に施行して、車検ごとに再施行すれば愛車はいつまでもピカピカな状態を維持できる。なかには5年程度コーティングがもつタイプもある。



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また、こうしたガラスコーティングは新車ディーラーでオプションとして選べることも多いが、新車時に施行しておくと、クルマをぶつけられるなどしてディーラーへ修理に出した際、コーティング済みであることを前提に修理箇所にもコーティングを施すことを保険会社と交渉してくれるのもメリットだ。予算的には10万円前後となるが、とくに新車時であればローンに組み込みやすいこともあり、施工がおすすめといえる。



さらにコーティング業界における最高峰となっているのが「セラミックコーティング」だ。こちらはガラスコーティングに炭化ケイ素などを加えたコーティング剤を焼き付けて被膜を作るというもので、被膜の厚さ・硬さの両面で従来品を凌駕する。



そのため条件によっては7年ほどコーティング効果が持続されることもあるという。ただし予算的には30万円以上といえるレベルで、多くのドライバーにとっておいそれと手を出しづらい価格帯であるのはウィークポイントだ。



さて、ボディの輝き具合や思い入れの部分、DIYでの施工コストは置いておくとして、ひとまず耐久性と予算でざっと計算すると1年間でのコスト感は次にようになる。



ワックスがけ:3000円



ポリマーコーティング:8000円



ガラス系コーティング:1万円 ※DIYの場合



ガラスコーティング:3万円



セラミックコーティング:4万円



単純なコストでいえばワックスがけがもっともリーズナブルに見えるが、月に2回以上も洗車とワックスがけを行うというのは趣味でなければ苦痛となるし、おそらく多くの人は続けられない。



DIYからプロ施工までクルマの「コーティング」は大きく5種! 「手間と中身と費用」を比べたら「ガラスコーティング」がおすすめだった



耐久性と予算感、また手間の部分を考えるとプロショップにガラスコーティングを依頼して、それ以外は水洗いで済ませるというのが、もっとも手軽でボディの状態もキープできる、本質的な意味でコスパのいいコーティングメニューといえるのではないだろうか。



なお、プロショップによるコーティングであっても、効果を最大限に引き出そうと思ったら、年に一回程度のメンテナンスは必須。

また日常的にも汚れをつけっ放しにするのではなく、水洗いを実施することがボディ表面のコンディションを維持するには重要ということは意識しておきたい。

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