ホンダ「CIVIC TYPE R」は、ホンダが誇るピュアスポーツカーであり、車好き垂涎のモデルといえます。
ここでは、そんなCIVIC TYPE Rについて、注目すべきポイントや特徴、新車と中古車の販売価格についてご紹介します。





  • CIVIC TYPE Rは、走行性能の高さなどが特徴
  • CIVIC TYPE Rは、モノグレードでの展開となっている
  • CIVIC TYPE R、中古車市場でも高額な傾向がある

CIVIC TYPE Rの注目ポイント3つは何?

サーキットでの走行を念頭に置いているピュアスポーツカーであるCIVIC TYPE Rの最大の特徴は、その走行性能といえます。
ただし、2022年9月に登場した現行型は時代に合った先進技術や安全装備を搭載しているのも特筆ポイントです。



ポイント1:ニュルブルクリンク北コースFF最速ラップを記録

現行型のCIVIC TYPE Rは2023年4月、ドイツのニュルブルクリンク北コースで2019年より制定された公式ルールに基づく測定値において、FFモデル最速(2023年4月時点、ホンダ調べ)ラップとなる7分44秒88を記録し、大きな話題になりました。



現行型は先代モデルと同型の2.0L VTEC TURBOエンジンを採用していますが、ターボチャージャーの刷新などによって最高出力は330ps、最大トルク420Nmまで引き上げられています。



また、フロントグリルの開口面積の拡大などによって冷却性能を向上、ミシュランと共同開発したTYPE R専用チューニングタイヤの採用などにより、先代モデルよりも運動性能を大幅に引き上げています。



ポイント2:専用データロガーアプリ「Honda LogR」を採用

現行型のCIVIC TYPE Rは、専用のデータロガー「Honda LogR」を車載ナビにアプリとして搭載しています。



車両挙動などのさまざまな情報を表示するパフォーマンスモニター機能のほか、車両の走行データを自動で解析し、独自のロジックでスコア化してドライビングスキルの向上に貢献するスコアリング機能も採用。



さらに、JAF/FIA公認サーキットにおいてGPSで位置情報を特定し、スピードリミッターを解除できる機能などもあります。



ポイント3:「Honda SENSING」を標準装備

ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」は、先代モデルから引き続き標準装備されました。



ピュアスポーツカーの場合、法規対応のため最低限の先進安全技術のみの採用、またはそのほかの機能が採用されている場合でもオプション設定であることが少なくありません。



現行型に搭載される「Honda SENSING」には、今の時代には最低限必要である衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い急発進抑制装置といった基本的なもののほかにも、多くの機能が搭載されています。



高速道路でステアリング操作と加減速をシステムがサポートしてドライバーの運転負荷を軽減する技術や、車線変更時の安全確認をサポートする機能などもあり、日常での快適性や安全性にも配慮されていることがうかがえます。



CIVIC TYPE Rはそもそもどんな車?

CIVIC TYPE Rはホンダの基幹車種である「シビック」をベースに、専用のチューニングを施して走行性能を引き上げたハイパフォーマンスモデルで、「速さ」を追求したピュアスポーツカーです。



現行型は2022年9月に登場した6代目で、4代目以降ニュルブルクリンク北コースにおけるFF最速を目指して開発されています。



CIVIC TYPE Rの価格設定はどのくらい?

CIVIC TYPE Rの新車の販売価格に加え、中古車市場での相場についてご紹介します。



CIVIC TYPE Rの新車の価格

CIVIC TYPE Rの現行型はモノグレードで、駆動方式はFFのみです。新車の車両本体価格は、以下のとおりです。



・CIVIC TYPE R:499万7,300円



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※2024年6月16日時点の金額



CIVIC TYPE Rの中古車の価格

CIVIC TYPE Rの中古車の相場価格をご紹介します。



・4代目モデル(2016年式):335~395万円程度
・先代モデル(5代目・2018年式):415~455万円程度
・現行型(6代目・2022年式):595~700万円程度



※2024年6月16日時点の金額



CIVIC TYPE Rは、究極のスポーツカーといえる1台

CIVIC TYPE Rは、ほかのモデルでは代えられない走行性能を持つモデルです。人気の高いスポーツカーですが、世代によっては販売台数が限られていることもあり、中古車市場でも比較的高額な相場で推移しています。



元々安いモデルではないので、中古車も視野に入れつつ自身の要望に合ったモデルを見つけましょう。



※この記事は、2024年6月時点の情報で制作しています

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