大手電機メーカーのシャープは12日、液晶パネルを生産する三重県にある亀山工場の第2工場を、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に売却すると発表しました。
シャープの亀山工場は主にスマートフォンやパソコンなどに使う中型・小型の液晶パネルを生産しています。
亀山工場は2004年に稼働を始め、かつては液晶テレビ「アクオス」などを生産し「世界の亀山モデル」としてシャープのブランド力向上に貢献しました。
シャープは経営再建のため、去年8月に大型液晶パネルの生産を停止するなど、需要が落ち込み不採算部門となった液晶パネル事業の縮小を進めています。