連日の暑さの影響で農作物の出来も気になります。
愛知県南知多町の「観光農園花ひろば」。
(観光農園花ひろば 吉川育美 園長)
「ことしは、なぜか知らないが(トマトの)色づきが悪い」
農園では例年6月初旬からトマト狩りができますが、ことしは色づきが悪く1か月遅れのスタートとなりました。

中には実のお尻の部分が黒く腐ったようになる「尻腐れ病」にもかかったものが。
(観光農園花ひろば 吉川育美 園長)
「肥料が足りない(と言われるが)肥料はあげている。あげてもこうなるので、なぜ、この現象が起きたのか分からない。水分を余分にあげてみたりとか、いま一生懸命に対策をして何とか乗り切ろうと」
暑さに加えて5月の雨の影響も…

農園のハウスの中は40℃以上になることもあるようですが、外の畑で育てるスイカの出来も気がかりです。
(観光農園花ひろば 吉川育美 園長)
「スイカは暑くなると真っ白になっちゃう、色が日焼けして。人間と一緒で日焼けしてしまう。そうすると売り物にならない。この後に傘をつけてあげて守る」
一方で、5月の雨の影響も。
(観光農園花ひろば 吉川育美 園長)
「(ことしは5月の梅雨入り前も雨が)知多半島の先端はザーザー降ったんです。その影響もあって(スイカが)実にならなくて」

東海地方の5月の降水量は平年に比べ130%と雨の日が多かったため、実る前に腐って落ちてしまったスイカも。
(観光農園花ひろば 吉川育美 園長)
「ことしは守ってみますけど(成長が)遅いので。まだこんな赤ちゃんなので、どこまで実になるか分からない」
本格的な夏を前にして、スイカにとっても厳しさが増しています。