カンボジアの特殊詐欺拠点で拘束され、愛知県警に逮捕された日本人29人が、別の詐欺未遂容疑で再逮捕されました。
再逮捕された19歳から52歳までの日本人の男女29人は、ことし5月、カンボジア北西部の都市ポイペトの拠点で、警察官などをかたって京都府に住む63歳の男性にうその電話をかけ、現金をだまし取ろうとした疑いがもたれています。

29人は拠点にいるところを現地当局に拘束されたあと、先月、愛知県警に引き渡され、詐欺未遂の疑いで逮捕されていました。
警察によりますと、29人がいた拠点は中国人の管理下で外出を制限され「帰りたい」と言うとライターで鼓膜を焼かれたり、爪を剥がされたりする暴行を受けることもあったということです。
一方、拠点内にはコンビニやネイルサロン、風俗店などがあり、かけ子らはだまし取った金の数パーセントを報酬として受け取っていたということです。警察は29人の認否を明らかにしていません。






