水道管の老朽化をAIで探します。
愛知県豊橋市の住宅街で24日に行われていたのは…
(豊橋市上下水道局 水道管路課 竹内誠主査)
「漏水調査をしていた。
水道管の水漏れ調査。地面に探知機を当て水が漏れる音を歩いて探す作業です。

豊橋市で耐用年数を過ぎた水道管は830キロあまりに達する中、市が導入したある技術とは。
(ジャパン・トゥエンティワン 執行役員 加藤正純さん)
「人工衛星から取得した『衛星データ』を解析することによって、地中に埋まる水道管の漏水を検知できる技術になります」

豊田市では「約5年かかっていた現地調査が約7か月に」
人工衛星からマイクロ波を地表に照射し、そのデータをAIで解析。漏水の可能性がある場所を半径100メートルの範囲で絞り込めると言います。
(加藤さん)
「マンパワー・時間を要するのが、これまでの漏水調査。コスト面の削減も期待されるのでは」


イスラエルの企業が開発したこの技術。ピンポイントで漏水の可能性がある場所を把握することで、迅速な確認や管の補修につなげます。
実際、豊田市では約5年かかっていた現地調査がこの技術によって、約7か月に短縮できたということです。豊橋市は愛知県田原市や静岡県湖西市と共同でこの調査を行っていて、年内には結果がわかるということです。

