「社長なりすまし詐欺」が急増しています。その手口とは…
札幌市内にある会社が、社長の名前のSNSの指示内容を信じて、8000万円をだまし取られました。
警察によりますと、1月5日、社長の不在時に社長の名前でSNSを通じて社員に連絡があり、法人口座の残高を教えることや、指定口座への8000万円の送金の指示を受けました。
社員は相手が社長であると信じて8000万円を送金。社長に送金完了を伝えたところ、「指示はしていない」と告げられ、騙されたことがわかりました。
会社は警察に被害を申告。警察は特殊詐欺事件として捜査を進めています。
長野県や新潟県でも…
この新手の詐欺が全国で相次いでいます。
長野県では去年12月25日、飯田市内の製造会社の経理担当社員が社長の名前が記された詐欺メールを信じ込み、指定の口座に2590万円を振り込んでしまいました。
新潟県では1月5日、佐渡市内の会社員に社長名で4000万円の支払処理を促すメッセージが届きましたが、この社員が社長に直接決裁を受けようと連絡をし詐欺だと発覚。未遂で済んだということです。
「社長なりすまし詐欺」どんな手口?
では、どんな手口なのか細かく見ていきましょう。
詐欺対策サービスを提供している、トビラシステムズの加納沙織さんに取材した内容をもとに再現してみました。まず、会社のパソコンに社長名でメールが届きますが、よく見ると@以降がフリーメールとなっています。
【メッセージの内容】
「メールを受け取った後、新しいLINEグループの作成をお願いします。そのグループのQRコードを生成し、このメールに返信してください。
本当の会社・社長名で来るので、慌ててQRコードを作成し送信。LINEを開くと、
詐欺犯が社長名で入り込んできます。「財務責任者をグループに招待すること」「緊急の支払いがあるので5000万円をこの口座に振り込んでください」ということで、記載された口座番号に振り込んでしまう。ということなんです。
なぜメール→LINEの2段階?
では、なぜ社長を装うのか?
■「信頼させる・急がせる」
緊急性を感じさせる。警察をかたる詐欺も同様。信頼させて、緊急性があると思わせるとのことです。
なぜ2段階なのか?
■「騙しやすい人をふるいにかける」
最初のメールは一斉送信で大量にばら撒きますが、QRコードを生成して送る人は、もう半分騙されています。そういう人を集中的に騙すことで、詐欺の効率化ではないかとのことです。
被害にあわないためには?
騙されないためには、どうするべきか。
まずは、メールアドレスのチェック。OutlookやGmailなどのフリーメールではないか確認してください。
「社長なりすまし詐欺」に、ご注意ください。

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