南海トラフ巨大地震で想定される死者は、最大で29万8000人。その多くが津波によるものです。

東海地方では「究極の津波対策」とされる“高台移転”を選択する人も。新居に引っ越したばかりの家族を取材しました。

「いつ津波が来るか…あすは我が身」 三重県で“究極の津波対策...の画像はこちら >>

(高台移転した井川智行さん)
「(新居は)思った以上に快適でしたね」

3月上旬、ここへ引っ越したばかりという、三重県伊勢市の井川さん一家。そのワケを聞くと…

(井川さん)
「いつ津波が来るか分からない所で、不安になりながら生活することが怖かった」

「いつ津波が来るか…あすは我が身」 三重県で“究極の津波対策”高台移転を決意した家族 きっかけは東日本大震災で被災した姉
CBC

きっかけは姉の被災「あすは我が身」

南海トラフ巨大地震では、最大9メートルの津波が想定される伊勢市。浸水予想区域は広範囲にわたります。

もともと海のすぐそばに住んでいた井川さんは、家を建てるのを機に海抜12メートル以上で、津波の心配がない場所を選びました。

「いつ津波が来るか…あすは我が身」 三重県で“究極の津波対策”高台移転を決意した家族 きっかけは東日本大震災で被災した姉
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(井川さん)
「実際に来てみないと分からないが、災害リスクは最小限まで抑えられるかなと考えている」

井川さんの姉は宮城県に住んでいて、東日本大震災で被災。それもあって高台移転を決めたといいます。

(井川さん)
「身内が被災していることもあって、最近は人ごとのようには思わなくなった。あすは我が身という気持ちです」

「いつ津波が来るか…あすは我が身」 三重県で“究極の津波対策”高台移転を決意した家族 きっかけは東日本大震災で被災した姉
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感震ブレーカーなど 防災設備を備えた建売住宅

30年ほど前に造成されたこの住宅地。最近は、選ぶ人に共通点が…

(三交不動産 倉田真さん)
「災害に対する意識は非常に高まっていて、高台で安心ということが大きくて、そういったところをメインに考えるお客様が多いという印象」

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いまは建売の住宅に感震ブレーカーや、雨水を貯めるタンクなどの防災設備を備え、「安全安心」が最大の“ウリ”に。

(倉田さん)
「伊勢市内ももちろんいるが、鳥羽や志摩など より海側の地域から高台の街を希望される方が多い」

津波被害を避けられる高台移転。いざという時、命を守る選択をする人は増えています。

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