清村氏:配達をメインで担うのはアルバイトスタッフで、業務委託はあくまで補助的な存在です。それに、業務委託を採用する際には必ず面接を行いますし、累積で3回のクレームが入った方にはアカウント停止の措置をとるなどして品質の維持を図っています。

業務委託先には個人事業主だけでなく、自社で配達機能を持つチェーン店も含まれています。それらの企業は、配達頻度が下がる時間帯に出前館の配達をこなすことで収益を増やせますし、当社も委託先の高品質な配達網を利用できるため、win-winの関係が築けています。

月1000人の採用を行った出前館。「採用できる人材」と「育成指針」がカギだった

LINEとの提携で得たビッグデータ解析力でさらなる業務効率化を目指す

配達品質を維持しさらに高めるには、アルバイトスタッフの教育も必要だと思います。

清村氏:その通りです。当社ではすべてのアルバイトスタッフに、仕事の進め方はもちろん、安全運転やコンプライアンスの重要性なども教える3時間半の研修を行っています。最終テストに不合格だった人は再受講が必要なので、人によってはさらに長時間研修を受けている人もいます。

アルバイトスタッフのやる気を維持し、さらに高める取り組みも工夫しています。当社では従業員満足度調査を定期的にやっているのですが、同じ立場で長く働き続けている人は、成長感がなく仕事へのモチベーションが下がる傾向にあることがわかりました。そこで、一定のスキルを身につけた人は一般アルバイトからサブリーダー、アルバイトリーダーへと昇格させ、待遇も良くするようにしています。また、正社員への登用制度も定めました。実際に、アルバイトから社員になり、拠点の店長、エリアマネージャーへと昇格している例もあり、モチベーション維持に役立っています。


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