東京建物は、老人ホームなど高齢者施設への介護士派遣を手がける子会社の東京建物スタッフィング(東京都中央区。売上高30億9000万円、営業利益1億3200万円、純資産3億2500万円)の全株式を、高齢者住宅・フィットネス施設運営の桜十字(熊本市)に譲渡することを決めた。

2020年12月に高齢者向け施設の運営事業から撤退したのに伴い、介護派遣事業のあり方について見直しを進めていた。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2023年10月2日。

東京建物スタッフィングの前身は2008年に設立されたケアライクで、東京建物が2017年に同社を子会社化した。譲渡先の桜十字とはこれまで継続的に介護士を派遣する取引関係にあった。

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