阪急阪神ホールディングスは6日、不動産・映画館運営のオーエスにTOB(株式公開買い付け)を実施し、子会社化すると発表した。現在22.16%(間接所有分を含む)のオーエス株式を所有しており、残る株式をTOBを通じて取得する。
オーエス株の買付価格は1株につき5000円で、TOB公表前日の終値3420円に46.2%のプレミアムを加えた。買付予定数は247万8330株。下限は所有割合44.5%にあたる141万7000株。阪急阪神グループの一員で、オーエス株の34.7%を所有する筆頭株主の東宝は全株式についてTOBに応じる予定。
買付期間は12月7日~2024年1月24日の30営業日。決済の開始日は1月31日。公開買付代理人はSMBC日興証券。
オーエスは1946年にオーエス映画劇場として設立し、神戸市で映画興行場の営業を始めた。