トヨタ紡織は、自動車向け内装材を製造する子会社のTBカワシマ(滋賀県愛荘町。売上高106億円、営業利益4億9200万円、純資産24億2000万円)を、同業のドイツAUNDE Achter & Ebels GmbH(ノルトライン・ヴェストファーレン州)に譲渡することを決めた。

欧米自動車メーカーと広範な取引基盤を持つAUNDEと共同で事業を展開することで、TBカワシマの競争力を強化するのが狙い。

TBカワシマが実施する200万株の第三者割当増資をAUNDEが引き受ける。その結果、トヨタ紡織の持ち株比率は現在の99.99%から20%となり、TBカワシマは持ち分法適用関連会社となる。増資額は非公表。2024年中の取引実行を予定している。

TBカワシマは海外子会社として米国にTB Kawashima USA, Inc.(ミシガン州)と中国に川島織物(上海)有限公司を持つ。AUNDEとはインド合弁事業で協業関係にある。

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