三菱商事は、ベトナムでの不動産開発事業を手がける投資用SPC(特別目的会社)のディーアールアイ・オーシャンパーク(DRIOP、東京都千代田区)の株式99.9%を29日付で、大成建設、阪急阪神不動産(大阪市)、東急不動産(東京都渋谷区)の3社にほぼ均等に譲渡した。譲渡理由は非公表。

譲渡価額は284億円。DRIOPの設立は2021年9月。

DRIOP株式の譲渡割合は大成建設、阪急阪神不動産が各33.4%、東急不動産のシンガポール子会社TOKYU LAND ASIA PTE. LTD.が33.1%。三菱商事は残る0.1%を保有する。

DRIOPは子会社として、シンガポールにMCOP INVESTMENT PTE. LTD.、ベトナムにMV2 VIETNAM REAL ESTATE TRADING JOINT STOCK COMPANY(ハノイ)など4社を持つ。

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