イオンはイオンディライトの株式58.67%(間接所有分を含む)を所有し、残る株式をTOBで取得し、完全子会社化する。イオンディライトはイオンが国内外で展開する商業施設を中心に、設備の保守点検、清掃、警備などのファシリティーマネジメント事業を展開する。
買付価格は1株につき5400円。TOB公表前日の終値4625円に16.76%のプレミアムを加えた。買付予定数は2025万2536株。下限は所有割合8.98%にあたる429万7400株。買付代金は1093億6400万円。買付期間は3月3日~4月24日の38営業日。決済の開始日は5月2日。公開買付代理人は野村証券。
イオンディライトはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOB成立後、同社は東証プライム市場への上場が廃止となる。
イオンディライトは1972年にニチイ(現イオン)の設備管理部門が独立し、ニチイメンテナンスとして設立。