サノヤスホールディングスは現行の中期経営計画(2024年4月~27年3月)で既存事業領域か否かにかかわらず、ニッチな業界のトップ企業や相乗効果が見込める企業をグループ化して相互成長を図ることを成長戦略の柱に掲げており、その一環。

小寺電子製作所(岐阜市。

売上高12億3000万円、営業利益4億700万円、純資産52億8000円=2024年6月期)は1973年の創業以来、全自動電線切断皮剥装置や全自動圧着機などの線材加工機を製造する。2022年に国内投資ファンドのMCPキャピタル(東京都千代田区)の傘下に入り、経営改革を進めていた。

取得価額は30億円。取得予定日は2025年6月2日。小寺電子製作所の全株式を取得する。取得に先立ち、MCPキャピタルが2022年に買収目的会社として設立したKEホールディングス(岐阜市)が小寺電子製作所を6月1日付で吸収合併したうえで、KEの社名を小寺電子製作所に変更する。

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