ドローン開発・ソリューションを手がけるTerra Droneは、持分法適用会社の米Aloft Technologies(デラウェア州)を完全子会社化し、世界最大級の米国ドローン市場での顧客基盤を強化する。併せて、グループでの意思決定の迅速化とグローバルドローン運航管理システム(UTM)事業の推進にも取り組む。
先ずはAloftの3分の2以上の株式を取得。次に特別目的会社のTerra Drone USA, Inc.を設立し、Aloftを存続会社として両社を逆三角合併方式で合併する。
Aloftは米連邦航空局(FAA)認定の運航管理サービスプロバイダーで、米国UTMのLAANCで84%超のシェアを持ち、累計100万件以上のドローン飛行承認申請実績がある米国最大のUTMプロバイダー。売上高3億7400万円、営業利益△1億1800万円、純資産△2億4400万円(2024年12月期)。
取得価額は約13億3000万円。取得予定日は2025年12月末。
Terra Droneは2024年2月にAloft株式の35.3%を取得して持分法適用会社化していた。それに先立つ2023年7月にベルギーのUTMプロバイダーUniflyも子会社化しており、3社で「グローバルUTMグループ」を構築し、「低空域経済圏のグローバルプラットフォーマー」を目指す。