2025年5月19日
東海カーボン<5301>、ドイツの黒鉛電極製造子会社TOKAI ERFTCARBONを現地投資会社に譲渡
炭素製品大手の東海カーボンは、欧州市場の需要低迷や価格競争の激化に伴い、ドイツの黒鉛電極製造子会社を現地投資会社に譲渡する。TOKAI ERFTCARBON GmbHは2005年にグループ入りし、東海カーボンの電極事業の日米欧3極体制の一翼を担っていたが、最近は低稼働率によるコスト増などの課題を抱えていた。同社は売上高118億円、当期純利益△75億円、純資産65億円(2024年12月期)。
2025年5月20日
ブイキューブ<3681>、オンラインイベント支援の米国子会社TEN Holdingsを譲渡
映像技術を活用したビジュアルコミュニケーション事業などを手がけるブイキューブは、運営と業績が不安定な米TEN Holdings, Inc.(ペンシルベニア州)を連結子会社から外すことで、経営資源を国内事業に集中するのが狙い。
Cross Eホールディングス<231A>、電気・通信工事の共新電設工業を子会社化
廃棄物処理施設の機械設置工事やハウステンボスの施設管理業務などを手がけるCross Eホールディングスは、共新電設工業(長崎県佐世保市)を子会社化し、長崎県内の自治体や防衛分野の電気・通信工事に進出する。また、グループの工事内製化による収益力強化を狙う。
ERIホールディングス<6083>、建物検査のタイトー建築・設備検査センターを子会社化
建築物の確認検査や住宅性能評価などを手がけるERIホールディングスは、同業のタイトー建築・設備検査センター(東京都品川区)を取得することで事業拡大を狙う。同社は1984年設立で、建築設備定期検査や防火設備定期検査などを手がける。
キーエンス<6861>、CADデータプラットフォームのドイツCADENAS Technologiesを子会社化
自動制御機器や計測機器などを手がけるキーエンスは、CADデータプラットフォームのドイツCADENAS Technologies AG(バイエルン州)の完全子会社化により、新たな事業領域を開拓するのが狙い。
マルハン、イチケン<1847>にTOB、子会社化はせず
パチンコをはじめとするアミューズメント事業大手のマルハン(東京都千代田区)は、東証スタンダード市場に上場する中堅建設会社のイチケンにTOB(株式公開買い付け)を実施することで資本関係の強化を狙う。イチケン株の所有割合を現在の32.27%から、40.00%に引き上げる。イチケンはTOB成立後も上場を維持する。
2025年5月21日
エアトリ<6191>、旅行代理店業のかもめを子会社化
航空券のオンライン予約サービスなどを手がけるエアトリは、「エアトリ経済圏」と名付けて多数の事業を展開。20番目の事業として海外ツアー事業に乗り出す。海外旅行事業の領域強化を図る。かもめ(東京都港区)は旅行ツアーのホールセール事業を手がけるほか、旅行予約サイト「かもめツアー(eかも。)」を運営する。
2025年5月22日
リンクアンドモチベーション<2170>、Unipos<6550>を株式交換で子会社化
経営コンサルティングのリンクアンドモチベーション(LMI)は、人的資源(HR)領域のソフトウエア「ピアボーナス」の開発・提供を手がける Uniposを子会社化することで、事業拡大や経営資源・ノウハウの共有による効率化といった相乗効果を狙う。
有沢製作所<5208>、創業家の資産管理会社を子会社化し実質的な自己株式取得へ
有沢製作所は創業家の資産管理会社である有沢建興(新潟県上越市)を完全子会社化することで、同社が保有する自社株式の実質的な取得を狙う。
ダイナパック<3947>、段ボール製造販売のベトナムHoang Hai Vietnam Packagingを子会社化
段ボールの製造販売を手がけるダイナパックは、同業のHoang Hai Vietnam Packaging Joint Stock(ハイフォン市)を子会社化することで海外生産拠点の拡充を狙う。経済成長の著しいベトナムにおいて、市場拡大が続くと判断した。Hoang Hai Vietnam Packagingの株式80%を取得する。
スズデン<7480>、創業家の資産管理会社を完全子会社化して自社株を取得
スズデン創業家の資産管理会社であるベル(東京都千代田区)の廃業に対応するのが狙い。ベルの全株式を取得後に同社を吸収合併し、同社が保有するスズケン株9.61%を自己株式として取得する。
パラマウントベッドホールディングス<7817>、医療機器輸入販売のカルディオを子会社化
家庭用・医療用ベッドを手がけるパラマウントベッドホールディングスは、カルディオ(神戸市)を子会社化することで医療事業の拡大を狙う。同社は2001年設立で、小児用体外設置式補助人工心臓システム「EXCOR Pediatric」の輸入販売および保守サービスを手がける。
2025年5月23日
CAPITA<7462>、自転車専門店事業を譲渡
ガソリンスタンド運営のCAPITAは、業績不振の自転車専門店事業から撤退する。CAPITAは42年間にわたり自転車販売を手がけてきたが、世界的な原材料価格の上昇や円安の影響で自転車本体価格が高騰。物流コストも収益を圧迫し、業績の改善が見込めない状況にあった。同事業は売上高6億2300万円、営業利益△2400万円(2025年3月期)。
エイチ・アイ・エス<9603>、旅行代理店子会社のナンバーワントラベル渋谷を譲渡
エイチ・アイ・エスは、グループガバナンスの強化を目的に連結子会社の整理を進めており、その一環。ナンバーワントラベル渋谷(東京都大田区)は主に在留外国人を対象とした海外航空券・海外ツアーの販売を手がけるが、昨年、雇用調整助成金の不正受給が判明し、違約金を含めて約1億3000万円を返還していた。同社は売上高5億3700万円、営業利益△0百万円、純資産3億5400万円(2024年10月期)。
グリーンクロスホールディングス<272A>、建設仮設資機材レンタル・販売の三建リースを子会社化
道路安全資材の販売・レンタルや看板の製作販売などを手がけるグリーンクロスホールディングスは、三建リース(東京都墨田区)を子会社化することで、グループとしての総合力を強化するのが狙い。同社が持つ実績やノウハウと、グリーンクロスグループの販売拠点ネットワーク網の共有による相乗効果を見込む。
イオン九州<2653>、穴吹興産<8928>傘下で食品スーパー運営のジョイフルサンアルファを子会社化
イオン九州はジョイフルサンアルファ(長崎市)を子会社化することで、グループ店舗が少ない長崎市でのドミナント(地域集中出店)戦略を強化する狙い。ジョイフルサンアルファは長崎市内で地域密着型の食品スーパー「ジョイフルサン」を9店舗展開するほか、生鮮加工センターを運営する。同社は売上高81億5000万円、営業利益△1億800万円、純資産△2億3500万円(2024年6月期)。
エス・エム・エス・データテック<317A>、ソフト企画・開発のZEALOTを子会社化
システム開発・運用を手がけるエス・エム・エス・データテックは、ZEALOT(東京都豊島区)を子会社化し、今後の事業拡大やグループ全体の競争力強化につなげる。ZEALOTはクラウドサービスを活用したインフラ構築に強みを持ち、サービスラインの強化による収益基盤の安定化などの相乗効果を見込む。同社は売上高3億200万円、純資産△568万円(2024年3月期)。