2025年6月23日

アウンコンサルティング<2459>、クラサポから損害保険申請サポート「ミエルモ」事業を取得

Web広告やマーケティング事業を展開するアウンコンサルティングは、クラサポ(東京都新宿区)の損害保険申請サポートサービス「ミエルモ」事業を取得する。既存のSEO(検索エンジン最適化)事業などとの相乗効果を見込むほか、ミエルモ事業のオペレーション改善などにより収益性向上が期待できると判断した。ミエルモは個人による火災保険などの申請を専門アドバイザーがサポートするサービス。

REVOLUTION<8894>、投資用不動産事業のリパークとREGALEを個人に譲渡

不動産事業を展開するREVOLUTIONは、2024年7月に投資用不動産買い取り・再販のリパーク(東京都港区)と、投資用不動産売買仲介のREGALE(東京都中央区)を子会社化したが、当初想定していた相乗効果が実現できず、譲渡を決断した。また、企業風土の相違により買収後の統合プロセスも進まなかったという。2社の全株式を同一の個人に譲渡した。

日創グループ<3440>、プラスチック加工の泉製作所を子会社化

金属加工を主力とする日創グループは、泉製作所(愛知県春日井市)を子会社化することで、プラスチック製品の製造力を高め、自社業績のボラティリティー低減につなげる。泉製作所は自動車メーカーの一次請け企業と内装品の製造で取引関係を持ち、継続的な受注により安定した業績が見込めるという。同社は売上高22億2000万円、営業利益2億3700万円、純資産15億2000万円(2025年3月期)。

日創グループ<3440>、住宅建築の穴井工務店を子会社化

日創グループは主力の金属加工事業のほか、タイル製造や内装木材加工など住宅関連の建材・インテリア事業を展開。穴井工務店(福岡市)を子会社化し、設計・施工力を取り込むことで、グループとして住宅関連製品の提案力を向上させる狙い。穴井工務店は地域密着型の地場工務店で、新築戸建住宅や賃貸住宅、リフォームなどの施工実績を持つ。

2025年6月24日

交換できるくん<7695>、住宅設備保証のIMIを子会社化

住宅設備・機器交換工事のEC事業を展開する交換できるくんは、住宅設備機器などの保証事業や損害保険の代理店事業などを手がけるIMI(東京都中央区)を完全子会社化することで、保証と交換工事を一体化させた住宅設備保証サービスに参入する。

クロス・マーケティンググループ<3675>、ネクストレンドからインフルエンサー事業などを取得

マーケティング支援や販促支援メディアの運営などを展開するクロス・マーケティンググループは、ネクストレンド(東京都渋谷区)からインフルエンサーを活用したマーケティング支援事業などを取得し、グループのデジタルマーケティング事業との相乗効果による業績拡大を狙う。

ポールトゥウィンホールディングス<3657>、ゲームソフト企画開発のアクアプラスを譲渡

ゲームのデバッグやソフトウエアテスト、カスタマーサポートなどを展開するポールトゥウィンホールディングスは、競争が激しいゲームソフトの企画・開発、販売などを手がけるアクアプラスを譲渡することで経営資源の配分を最適化する。

ポールトゥウィンホールディングス<3657>、IPプロデュース事業のHIKEをMBOで譲渡

ゲームのデバッグやソフトウエアテスト、カスタマーサポートなどを手がけるポールトゥウィンホールディングスは、競争が激しいIP(知的財産)コンテンツプロデュース事業を手がけるHIKE(東京都新宿区)を同社代表取締役の三上政高氏に譲渡することで、経営資源の配分を最適化する。

サノヤスホールディングス<7022>、制御盤・操作盤メーカーのヤマガタ共同を子会社化

サノヤスホールディングスは、制御盤・操作盤メーカーのヤマガタ共同(山形県村山市)を完全子会社化することで、営業面での相乗効果や技術・生産面での補完関係を活かし、成長と収益力の強化を図る。

イード<6038>、金融機関向け出版社のエディトを子会社化

Webメディア事業を展開するイードはエディト(東京都渋谷区)を子会社化することで、自社が運営する金融メディアとの連携強化を狙う。エディト株の55.8%を取得。エディトは金融機関や機関投資家向けの定期購読誌「J-MONEY」「ファンドマーケティング」「保険マーケティング」などを発行する。

TOYOイノベックス<6210>、持ち分法適用関連会社のスイスGM-Injectionを子会社化

プラスチック射出成形機、ダイカストマシンを製造するTOYOイノベックスは、持ち分法適用関連会社のスイスGM-Injection AG(ツーク州)を子会社化することで、欧州市場で販路拡⼤を図る。持ち株比率を現在の30.2%から65.1~70.2%に引き上げる。

2025年6月25日

明和産業<8103>、樹脂原料販売・コンパウンド製造のタカロクを子会社化

化学品や樹脂び専門商社である明和産業は、合成樹脂の分野に強みを持つタカロク(東京都港区)を完全子会社化することで、原料調達・物流・販売の補完による競争力の強化を図る。コンパウンド製造とリサイクル事業では、廃プラスチックの回収からエンドユーザーへの販売に至るサプライチェーンを構築する狙いもある。

瑞光<6279>、ユニチカ<3103>のスパンレース不織布事業を取得

紙おむつ・生理用ナプキンなどの衛生用品製造機メーカーである瑞光は、子会社でコットン製品製造販売を手がけるCOTEX(岡山県倉敷市)を通じて、ユニチカからスパンレース不織布の製造・販売事業を取得することで、コットン事業の売上拡大や収益性向上を狙う。

クラダシ<5884>、料理家SHIORI氏がオンライン料理教室を運営するL’ATELIER de SHIORIを子会社化

食品EC(電子商取引)サイト「Kuradashi」を運営するクラダシは、オンライン料理教室を展開するL’ATELIER de SHIORI(東京都渋谷区)を完全子会社化する。フードロス削減など、食に関わる社会的課題の認知、解決に向けた取り組みにプラス効果を期待、事業成長につながると判断した。

サイボウズ<4776>、プロバスケットボールクラブ運営のエヒメスポーツエンターテイメントを第三者割当増資で子会社化

業務効率化を支援するソフトウエア開発を主力とするサイボウズは、プロバスケットボールクラブ「愛媛オレンジバイキングス」を運営するエヒメスポーツエンターテイメント(松山市)を子会社化することで、地域活性化ビジネスに乗り出す。第三者割当増資の引き受けによりエヒメスポーツエンターテイメントの株式50.15%を取得する。

Sun Asterisk<4053>、KLab<3656>傘下でスマホゲームアプリ企画開発のグローバルギアを子会社化

ITシステムやスマホアプリなどの受託開発を手がけるSun Asteriskは、グローバルギア(福岡市)を完全子会社化してカジュアルゲーム事業に参入する。⼈的リソースやノウハウの相互活⽤といったシナジーを見込む。

シキボウ<3109>、ユニチカ<3103>傘下のユニチカトレーディングが展開する衣料繊維事業を取得

紡績業のシキボウはユニチカ傘下のユニチカトレーディング(UTC、大阪市)から衣料繊維事業を取得することで、販売網を拡大し事業拡張を狙う。2021年4月からUTCとの間で製品開発、生地の生産・販売で協業してきた。UTCは衣料繊維の製造や販売を手がける。

ユニチカ<3103>、傘下で合繊紡績のユニチカスピニングをカワボウに譲渡

経営再建中のユニチカは2024年11月に繊維事業からの撤退を発表しており、その一環。傘下のユニチカスピニング(長崎県松浦市)をカワボウ(岐阜市)に譲渡する。

2025年6月26日

アクリート<4395>、システム受託開発のフォーグローブを子会社化

SMS(ショートメッセージサービス)配信事業を展開するアクリートは、システムやLINEミニアプリの受託開発を手がけるフォーグローブ(東京都品川区)の子会社化により、「SMSとLINEを活用した新たなメッセージ配信プラットフォーム」の共同開発を進める。フォーグローブは2006年設立で、売上高8億600万円、営業利益1億2900万円、純資産953万円(2024年8月期)。

ダイドーリミテッド<3205>、デニム製品製造販売のジャパンブルーを子会社化

衣料品ブランド「ニューヨーカー」などを展開するダイドーリミテッドは、デニム製品の製造販売を手がけるジャパンブルー(岡山県倉敷市)を子会社化することで、デニム生地に事業領域を拡大する。グループの販売網の活用や、自社アパレルブランドとのコラボレーションなどの相乗効果も見込む。

建設技術研究所<9621>、農業関連子会社のCTIフロンティアをなかた農園に譲渡

建設コンサルタントの建設技術研究所は、営農事業やコンサルティング事業を展開するCTIフロンティア(東京都中央区)を、農作物栽培・販売・加工のなかた農園(福島県郡山市)に譲渡することで、今後は中核事業に経営資源を集中させる。

TWOSTONE&Sons<7352>、コンサルティング事業3社を子会社化

IT・マーケティング分野のコンサルティング事業を展開するTWOSTONE&Sons傘下のenableX(東京都渋谷区)は、傘下のenableXを通じて、アスピレテックコンサルティング(同千代田区)、Nofty Consulting(同世田谷区)、Minato(同港区)の3社を完全子会社化することで、上流から下流まで一貫した支援の実現や新規顧客の獲得などを見込む。併せてグループの人材確保と組織体制を強化する。

イクヨ<7273>、水素関連製品販売のYOUON JAPANを子会社化

自動車用樹脂成型装備品メーカーのイクヨは、YOUON JAPAN(東京都新宿区)の株式59.2%を取得して子会社化することにより、水素関連分野をはじめとする環境対応型モビリティーの開発を強化する。

リグア<7090>、保険代理店事業・経営支援事業を会社分割し、創生事業団に譲渡

接骨院向けのソフトウエアやコンサルティング、金融事業を展開するリグアは、保険代理店事業と経営支援事業を有料老人ホーム運営の創生事業団(福岡市)に譲渡することで、事業の「選択と集中」を狙う。

No.1<3562>、INEST<7111>傘下で電力・携帯電話販売のアイ・ステーションを子会社化

情報セキュリティー機器、OA機器の製造販売・保守を手がけるNo.1は、法人向けに携帯電話や新電力、蓄電池を販売するアイ・ステーション(東京都豊島区)を子会社化することで、自社製品の販路を拡大する。併せて自社の法人顧客を対象にしたアイ・ステーションの販売支援にも取り組む。

メディカル一光グループ<3353>、医薬品卸のサイト薬品を子会社化

調剤薬局事業やヘルスケア事業、医薬品卸事業などを展開するメディカル一光グループは、子会社のメディカル一光(津市)を通じて、医薬品卸売のサイト薬品(愛知県稲沢市)を完全子会社化することで医薬品関連事業の拡大と効率化を狙う。コスト上昇など市場環境が悪化していることに対応する。

オイシックス・ラ・大地<3182>、子会社シダックスHD傘下の車両運行会社を創業家に売却

食品宅配大手のオイシックス・ラ・大地は、車両運行サービス事業を手がける大新東(東京都調布市)の全保有株式(持ち株比率66%)を創業家株主に売却し、2024年1月に連結子会社化したシダックスホールディングス(東京都品川区)を事実上解体する。

2025年6月27日

H.U.グループホールディングス<4544>、体外診断薬用バイオ原料供給の米国Plasma Services Groupを買収

H.U.グループホールディングスは、傘下の富士レビオ・ホールディングス(東京都港区)を通じて、米国Plasma Services Group, Inc.(ニュージャージー州)を買収し、CDMO(医薬品受託開発製造機関)事業を強化する。Plasma Servicesは2004年設立で、体外診断薬の研究・開発・製造に必要なバイオ原料を、主に診断薬企業に向けて供給。希少疾患領域に強みを持ち、これまで富士レビオの傘下企業が試薬開発時に必要な検体を購入していた。

ベクターホールディングス<2656>、傘下で再生可能エネルギー関連事業の3社をMYUに譲渡

ソフトウエアの開発・販売を手がけるベクターホールディングスは、再生可能エネルギー事業への新規参入を目的としてベクターエネルギー(東京都港区)、ベクターワークス(同)、ベクタービジョンファンド(同)の3社を設立したが、収益化に至らず譲渡することにした。譲渡先のMYU(高松市)は、飲食店の経営や不動産業、ウェブコンテンツの制作などを手がける。

セレス<3696>、美容化粧品製造販売のエムコーポレーションを子会社化

セレスはポイントサイト「モッピー」や広告アフィリエイトプログラムを運営するほか、D2C(消費者直接取引)事業で美容・ヘルスケア商品を販売。エムコーポレーション(東京都港区)を子会社化することで、D2C事業を強化する。エムコーポレーションはヒト幹細胞培養液を応用したスキンケアブランド「ステムボーテ」を展開、美容化粧品の企画、製造、販売を手がける。

KeyHolder<4712>、芸能プロダクションのアオイコーポレーションを子会社化

タレントのマネジメントほか、映像制作、広告代理店業など多様な事業をグループで展開するKeyHolderは、M&Aによる事業拡大を進めており、その一環。自社グループのマネジメント体制とアオイコーポレーション(名古屋市)が持つ業界との接点を組み合わせ、さらなる事業成長を見込む。アオイコーポレーションは俳優の玉木宏氏や高岡早紀氏などが所属する芸能プロダクション。同社は売上高5億1500万円、営業利益3800万円、純資産2億7100万円(2024年9月期)。

ユニチカ<3103>、繊維品質評価のユニチカガーメンテックを一般財団法人ボーケン品質評価機構に譲渡

経営再建中のユニチカは、繊維製品の品質評価を手がける子会社ユニチカガーメンテック(大阪府貝塚市)の全株式を譲渡する。2024年11月に繊維事業からの撤退を発表しており、その一環。譲渡先の一般財団法人ボーケン品質評価機構(大阪市)は、繊維やプラスチック、ゴムなど多岐に渡る製品の品質評価を行う第三者機関。ユニチカガーメンテックの直近業績は売上高2億6800万円、営業利益3100万円、純資産2億5400万円(2025年3月期)。

日本駐車場開発<2353>、東急不動産ホールディングス<3289>傘下で総合リゾート「天城東急リゾート」運営の伊豆観光開発を子会社化

日本駐車場開発は、傘下でテーマパークや遊園地の運営を手がける日本テーマパーク開発(東京都千代田区、NTD)を通じ、東急不動産から総合リゾート「天城東急リゾート」を運営する伊豆観光開発(静岡県伊東市)を取得する。地域と一体となった那須エリアの活性化事業を成長させた実績をもつNTDは、観光を軸としたまちづくりや地方創生を全国に展開すべくM&Aを進めており、その一環。伊豆観光開発は売上高10億8000万円、営業利益1億700万円、純資産18億8000万円(2025年3月期)。

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