トヨタが2カ月連続で豊田合成の持ち分を縮小 イオンはツルハの50.34%を取得 2026年1月の大量保有報告書

M&A Onlineが大量保有データベースで2026年1月の大量保有報告書などの提出状況を調べたところ、トヨタ自動車がグループ会社である合成樹脂やゴムの自動車部品を手がける豊田合成の株式の保有割合を3.5ポイント引き下げ、19.95%としたことが分かった。

トヨタ自動車は前月も、豊田合成の保有割合を19.21ポイント引き下げ、23.45%としており、2カ月連続の低下となる。

保有目的を政策投資(取引関係の維持・発展)としており、保有割合の低下により政策投資の持ち合いの解消が一段と進んだことになる。

本田技研、ジーテクトの保有割合を2カ月連続で低下

豊田合成株については、トヨタ自動車のほかにも野村証券が6.27%を新規保有したあと、4.06ポイント引き下げ保有割合を2.21%としたほか、三井住友トラスト・アセットマネジメントが1.01%買い増し、保有割合を6.72%に引き上げた。

また、本田技研工業が、車体部品やトランスミッション部品などを手がけるジーテクトの株式の保有割合を1.19ポイント引き下げ、20.51%とした。

同社も前月に、ジーテクトの保有割合を7.97ポイント引き下げ、21.7%としており、2カ月連続の低下となる。

保有目的は前月と同じ「調達取引の安定化のために長期に保有」としている。

このほか、自動車関連ではカー用品販売のイエローハットが前月に引き続き、自動車メンテナンス関連事業を手がけるナルネットコミュニケーションズの株式を買い増し、保有割合を0.6ポイント高め20.02%とした。

そのイエローハットについては、ストラテジックキャピタルが1.61%買い増し、保有割合を13.83%に高めた。

イオンはクスリのアオキを買い増し

このほか1月はスーパー大手のイオンがドラッグストアや調剤薬局を展開するツルハホールディングスの株式を8.96%買い増し、保有割合を50.34%に高め、子会社化した。

ツルハホールディングスと、イオン子会社であるドラッグストア運営のウエルシアホールディングスとの経営統合に向けた措置で、イオンは2025年12月3日からツルハホールディングスのTOB(株式公開買い付け)を行っていた。

イオンは、ツルハホールディングスの子会社化に伴って2026年2月期の業績予想を上方修正し、売上高を2000億円多い10兆7000億円(前年度比5.6%増)、営業利益を50億円多い2750億円(同15.7%増)に引き上げた。

イオンは、このほかにドラッグストアのクスリのアオキホールディングスの株式を5.27%買い増し、保有割合を15.25%に高める一方、紳士服、婦人服の製造小売りを手がけるタカキューの株式については1.58%手放し、保有割合を9.9に引き下げた。

ドラッグストアや調剤薬局関連では、調剤薬局事業を中核とするクオールホールディングスの株式について、ウィル・フィールド・キャピタル・ピーティーイー・エルティーディーが、2度買い増し(2.08%)、保有割合を13.3%に高めたほか、モルガン・スタンレー・アンド・カンパニー・インターナショナル・ピーエルシーも7.03%を新規に保有した。

ドラッグストアのマツキヨココカラ&カンパニーについても、ブラックロック・ジャパンが1.01%を買い増し、保有割合を6.26%に高めた。

このほか損害保険や生命保険を手がけるSOMPOホールディングスは、資本業務提携を理由に、終活に関する情報サービスを提供する鎌倉新書の株式の10%を新規保有した。

2026年1月の大量保有報告などの提出件数は1022件で、このうち保有割合を増やしたのは289件、新規保有は209件、保有割合を減らしたのは449件、契約の変更などは75件だった。

文:M&A Online記者 松本亮一

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