
兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)第157回定期演奏会が開催される。
今回の注目は、何と言っても日本を代表するトロンボーンの名手、中川英二郎の登場だ。
ウィーン生まれで、日本でも幅広く活躍してきたマエストロ、クリスティアン・アルミンクが、これをどう受け止めるのか興味津々。はたまたPACのノリやいかに。
コンサートの後半に用意されるのは、ブルックナー後期の名作交響曲第7番だ。初演当時から人気の高かったこの作品は、まさにブルックナーの代表作。ワーグナー・チューバを用いた第2楽章などなど、ワーグナーへの尊敬の念が随所に込められた音楽は聴き応え十分。前半後半の対比も楽しみだ。
兵庫芸術文化センター管弦楽団
第157回定期演奏会
■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2427809(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2427809&afid=P66)
2月21日(金)
2月22日(土)
2月23日(日)
15:00開演
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
●中川英二郎(トロンボーン)
5歳でトロンボーンを始め、高校在学中に初リーダー作をニューヨークで録音。名だたるビック・アーティストとの共演を始め、映画、CM、TVなど多くの録音でも知られる。07年、日本人として初めて米「トニー賞」授賞式に出演し08年にはNHK連続テレビ小説『瞳』のメインテーマを演奏。18年にはジョセフ・アレッシらとともに「スライド・モンスターズ」を結成。