
2026年1月に東京・東京芸術劇場 プレイハウスで上演される舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の全キャストと配役が発表された。
本公演は、日本を代表する世界的作家・村上春樹が36歳の時に発表した同名長編小説を、フィリップ・ドゥクフレ演出・振付、藤原竜也主演で舞台化した作品で、“世界の終り”と“ハードボイルド・ワンダーランド”という異なるふたつの世界が並行して描かれる。
初の村上春樹作品出演となる藤原が演じるのは、“ハードボイルド・ワンダーランド”の主人公である私役。1985年の東京を舞台に、意識の核に思考回路を埋め込まれた私がその回路に隠された秘密を探るため、地下世界からの脱出を目指すという役どころ。森田望智は、“ハードボイルド・ワンダーランド”の司書役と“世界の終り”の彼女役という、同時進行するふたつの世界に登場する女性を演じ分ける。
“世界の終り”の影役を演じるのは、元K-BALLETプリンシパルダンサーであり俳優・振付家としても活動する宮尾俊太郎。“ハードボイルド・ワンダーランド”のピンクの女役にはNHK連続テレビ小説『ブギウギ』やドラマ『だが、情熱はある』、主演映画『港に灯がともる』、舞台『ジャズ大名』に出演するなど活躍目覚ましい富田望生。
“世界の終り”の主人公である僕役には、オーディションを経て、駒木根葵汰と島村龍乃介がWキャストとして出演する。駒木根は、『機界戦隊ゼンカイジャー』や『天狗の台所』シリーズ、『25時、赤坂で』など数々の映像作品にて主演を務め、今回が初の舞台出演となる。島村は舞台『弱虫ペダル』4作で主演を務め、ドラマ『アンメット』や『週末旅の極意 2』などに出演。高い壁に囲まれた街で夢を読む仕事をしながら、街の正体を探り脱出を図る僕の役どころを、身体能力を活かして表現する。
“ハードボイルド・ワンダーランド”の小男役や“世界の終り”の管理人役を演じるのは、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』でメインキャストであるアルバス役を2年以上にわたり演じた藤田ハル。また、“ハードボイルド・ワンダーランド”の大男役や“世界の終り”の門番役を、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』『ピローマン』『リア王』などに舞台を中心に活躍する松田慎也が演じる。
また、物語の真相を握る“ハードボイルド・ワンダーランド”の博士役と“世界の終り”の大佐役の二役を、舞台『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』や舞台『天號星』、現在放送中の日曜劇場『19番目のカルテ』等、舞台と映像で活躍する池田成志、さらにフランスを代表する世界的アーティストであるフィリップのダンスやサーカスの要素が融合した演出と振付を表現するために10名のダンサーが様々な役を演じる。
舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』は、2026年1月10日(土)~2月1日(日)まで東京芸術劇場プレイハウスにて上演後、宮城・愛知・兵庫・福岡にて上演予定。
<公演情報>
舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』

【スタッフ】
原作:村上春樹
演出・振付:フィリップ・ドゥクフレ
脚本:高橋亜子
【キャスト】
藤原竜也:“ハードボイルド・ワンダーランド”の私
森田望智:“ハードボイルド・ワンダーランド”の司書、“世界の終り”の彼女
宮尾俊太郎:“世界の終り”の影
富田望生:“ハードボイルド・ワンダーランド”のピンクの女
駒木根葵汰/島村龍乃介(Wキャスト):“世界の終り”の僕
藤田ハル:“ハードボイルド・ワンダーランド”の小男、“世界の終り”の管理人
松田慎也:“ハードボイルド・ワンダーランド”の大男、“世界の終り”の門番
池田成志:“ハードボイルド・ワンダーランド”の博士、“世界の終り”の大佐
上松萌子、岡本優香、冨岡瑞希、浜田純平、原衣梨佳、古澤美樹、堀川七菜、山田怜央、吉崎裕哉、Rikubouz(50音順)
【東京公演】
2026年1月10日(土)~2月1日(日)[28公演]
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
【ツアー公演】
■宮城公演
2026年2月6日(金)~8日(日)
会場:仙台銀行ホール イズミティ21
■愛知公演
2026年2月13日(金)~15日(日)
会場:名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)大ホール
■兵庫公演
2026年2月19日(木)~23日(月・祝)
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
■福岡公演
2026年2月28日(土)・3月1日(日)
会場:J:COM北九州芸術劇場 大ホール
公式サイト:
https://horipro-stage.jp/stage/sekainoowari2026/