
山田裕貴が主演を務める映画『爆弾』の主題歌が、宮本浩次の新曲「I AM HERO」に決定した。
原作は、日本最大級のミステリーランキング「このミステリーがすごい! 2023年版」(宝島社)「ミステリが読みたい 2023年版」(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)で1位を獲得した呉勝浩によるベストセラー小説。
警視庁捜査一課でスズキタゴサクと対峙する交渉人・類家役を山田、爆弾捜索に奔走する交番勤務の巡査・倖田役を伊藤沙莉、スズキタゴサクの過去を追う所轄の刑事・等々力役を染谷将太、類家の上司として同じくスズキタゴサクと交渉する清宮役を渡部篤郎、そしてスズキタゴサク役を佐藤二朗が演じる。監督は『キャラクター』『恋は雨上がりのように』『帝一の國』などで知られる永井聡が務める。
本作の主題歌「I AM HERO」は宮本による書き下ろし楽曲。宮本は同曲について「『爆弾』で描こうとしている大きなテーマのひとつは“本当の自分の声”だと私は思います。これこそ私たちが生きていく上で絶対に避けて通ることのできない恐ろしいテーマであり、永遠に未解決の問題でもある。そういう私なりの解釈を全力でこの曲『I AM HERO』に私は込めました」とコメントしている。
主演の山田は「宮本さんが主題歌を担当されると伺った瞬間、直感的にタゴサクの顔が思い浮かびました。ところが、実際に“I AM HERO”“I AM HERO”と繰り返される歌詞を耳にしたとき、それはむしろ、自らを鼓舞しながら残酷で救いのない世界に立ち向かう類家の姿に重なって聞こえました」とコメント。企画・プロデューサーの岡田翔太は「本作は“今まで見たことのない一本”を追求しており、音楽の面でも“衝撃”を与えてくれる一曲を模索していました。宮本さんは私が子どもの頃から大好きだったアーティストで、憧れの大人像でもあり、そんな今の宮本さんが『爆弾』にどう向き合い何が生まれるのかに興味が湧き、素直にお願いしました。
併せて公開されたリリックムービーでは、映画の重要シーンのひとつである取調室を舞台に、宮本の力強い歌声が響き渡る。画面いっぱいに躍る印象的なフレーズと「映画『爆弾』」の巨大ロゴが視界を圧倒する内容となっている。
■宮本浩次 コメント全文

私はこの四月、映画『爆弾』主題歌の件で永井聡監督とはじめてお会いしました。
私と対面して席についた監督は映画で描こうとしている核心の部分と主題歌が荷うべき役割について力強く話されました。
私は永井監督のこの映画に賭ける意気込みと熱い思い、そして曲に寄せる大きな期待にいささか圧倒されながら、同時に感動したことをよく覚えております。会談後私はとても清々しい気持ちで帰りの車に乗り込み、監督の話を改めて頭の中で反芻しながらはやくも車中で主題歌の大まかな構想を得ることに成功しました。
『爆弾』で描こうとしている大きなテーマのひとつは「本当の自分の声」だと私は思います。
これこそ私たちが生きていく上で絶対に避けて通ることのできない恐ろしいテーマであり、永遠に未解決の問題でもある。
そういう私なりの解釈を全力でこの曲「I AM HERO」に私は込めました。
今はこの曲が映画『爆弾』を盛り上げる一助ともなりまた映画ともども愛される曲になりますように、そんな風に思っています。
最後に私に声をかけて下さった永井聡監督及びプロデューサー岡田翔太氏に心から感謝を申し上げます。
このような大きな舞台で思い切った曲に仕上げることができました。
本当にありがとう!
■山田裕貴 コメント全文
宮本さんが主題歌を担当されると伺った瞬間、直感的にタゴサクの顔が思い浮かびました。
ところが、実際に“I AM HERO”“I AM HERO”と繰り返される歌詞を耳にしたとき、
それはむしろ、自らを鼓舞しながら残酷で救いのない世界に立ち向かう類家の姿に重なって聞こえました。
くじけそうな瞬間、背中を押してくれる楽曲ですし、
映画『爆弾』を、爆発させてくれる力強いメッセージが込められている主題歌になっています。
是非、映画と併せて楽しみにしていてください。
■岡田翔太(企画・プロデューサー) コメント全文
本作は「今まで見たことのない一本」を追求しており、
音楽の面でも“衝撃”を与えてくれる一曲を模索していました。
宮本さんは私が子どもの頃から大好きだったアーティストで、憧れの大人像でもあり、
そんな今の宮本さんが『爆弾』にどう向き合い何が生まれるのかに興味が湧き素直にお願いしました。
昨今耳にしたことが無いような熱量の一曲をいただけました。本当に感謝です。
映画『爆弾』×「I AM HERO」リリックムービー
<作品情報>
『爆弾』
10月31日(金)公開

映画『爆弾』本ポスタービジュアル
公式サイト:
https://wwws.warnerbros.co.jp/bakudan-movie/
(C)呉勝浩/講談社 2025映画『爆弾』製作委員会