
2026年2月9日(月) から23日(月・祝) に東京・東京芸術劇場 プレイハウス、2月28日(土) から3月2日(月) に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演される舞台『ピーターとアリス』の出演者および公演詳細が発表された。
本作は、トニー賞やオリヴィエ賞で数々の受賞歴を持つマイケル・グランデージの演出によって、2013年にロンドンのウエストエンドで初演。
物語は1932年、ロンドンのとある書店で開催された「ルイス・キャロル展」の開幕式で、当時80歳のアリス・リデル・ハーグリーヴスと35歳のピーター・ルウェリン・デイヴィスが出会うところから始まる。世界中で愛される名作『ピーター・パン』と『不思議の国のアリス』のモデルとなったふたりは、現実と幻想を交錯させながらそれぞれのたどった人生を語り始める──。
不思議の国のアリス役を古川琴音、ピーター・パン役を青木柚が演じるほか、『不思議の国のアリス』の作者ルイス・キャロル役を飯田基祐、『ピーター・パン』の作者ジェームズ・バリー役を岡田義徳が務める。また、初舞台となる簡秀吉がアリスの夫と、ピーターの弟の二役を担い、山森大輔がピーターの父役を演じる。さらに、それぞれの物語のモデルとされる人物、ピーター・ルウェリン・デイヴィス役には佐藤寛太、アリス・リデル・ハーグリーヴス役には芸能生活55周年を迎える麻実れいが名を連ねた。
【あらすじ】
1932年、ロンドンのとある書店で開催された「ルイス・キャロル展」の開幕式で、アリス・リデル・ハーグリーヴス(当時80歳)と、ピーター・ルウェリン・デイヴィス(当時35歳)は出会う。永遠の子どもとして物語に刻まれたふたりは、そのとき一体何を語り合ったのか。現実の世界に“ピーター・パン”と“不思議の国のアリス”が登場し、過去と幻想が複雑に交錯してゆく。大人になったふたりが辿り着く、人生の終幕とは──
■演出:熊林弘高 コメント
『ピーター・パン』と『不思議の国のアリス』。どちらも世界中で長く愛され続けている児童文学作品です。
人は誰もが、自分でも気づいていない「影」を身の内に持っているもの。普段は目を背けているその「影」に対峙し、乗り越えることで人は成長し歩みを進められる反面「影」に飲み込まれてしまう可能性もある。この作品は、そんな「影」との対話を通して、「文学」に封じ込められた過去を解き放つ物語です。ピーターとアリスの心の変遷を、劇場でともに旅していただければ幸いです。
<公演情報>
舞台『ピーターとアリス』
作:ジョン・ローガン
翻訳:早船歌江子
演出:熊林弘高
【配役・キャスト】
不思議の国のアリス:古川琴音
ピーター・パン:青木柚
ルイス・キャロル:飯田基祐
ジェームズ・バリー:岡田義徳
マイケル・デイヴィス/レジナルド・ハーグリーヴス:簡秀吉
アーサー・デイヴィス:山森大輔
ピーター・ルウェリン・デイヴィス:佐藤寛太
アリス・リデル・ハーグリーヴス:麻実れい
【東京公演】
2026年2月9日(月)~23日(月・祝)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
【大阪公演】
2026年2月28日(土)~3月2日(月)
会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
公式サイト:
https://www.umegei.com/peteralice2026/