上田一豪×小澤時史が生み出したミュージカル『Play a Life』 10周年記念公演が本日開幕
2024年公演(黒猫チーム)より

『ネクスト・トゥ・ノーマル』『9 to 5』『メイビー・ハッピー・エンディング』など数々の海外ミュージカルの日本版演出を手掛ける一方、オリジナルミュージカル創作にも意欲的に取り組み、『この世界の片隅に』『四月は君の嘘』『Bye Bye My Last Cut』などを生んできた上田一豪。上田作品や小池修一郎演出の『昭和元禄落語心中』など、今やオリジナルミュージカルの作曲家として引っ張りダコの小澤時史。

このふたりが組んで2015年、上田が主宰する劇団TipTapの新作として生み出し、その後再演が重ねられてきた『Play a Life』が、5月16日(金)より東京・博品館劇場にて10周年記念公演を行う。



まず16日と17日に行われるのは、オリジナルキャストによる本編上演とトークショーから成る「初演キャスト特別公演」。1日目には小林遼介・池谷祐子・平川めぐみ、2日目には丹宗立峰・木村花代・田中里佳が出演し、たった10日間の稽古で初日を迎えたという初演時を振り返る。続いて18日と19日には、この10年の間に同作を彩ってきた各9名が日替わりで出演し、同作のみならずTipTap作品の名曲の数々を披露する「10周年記念特別コンサート」が登場。さらに21~23日には、夫役を矢崎広、妻役を妃海風、実習生役を黒川桃花が務める「10周年記念キャスト公演」が登場するという多彩な1週間だ。



上田一豪×小澤時史が生み出したミュージカル『Play a Life』 10周年記念公演が本日開幕

ミュージカル『Play a Life』10周年記念公演キャスト

高校の教育実習で担当教員に好きな映画を尋ねられ、ロビン・ウィリアムズの『今を生きる』と答える実習生。その答えは、担当教員に昔を思い出させた。彼が妻と出会ったきっかけを作ったのが『今を生きる』だったのだ。ロビン・ウィリアムズのファンだったふたりは、名画座で出会い、恋をして夫婦になった。映画に憧れ、教師になった彼女と俳優を志した彼。いつの間にか妻は教師をやめ、夫は高校の非常勤講師を務めるようになっていた。何が夫婦の生活を変えたのか? “今を生きる”というテーマが、物語の結末を導き出していく――。



上田一豪×小澤時史が生み出したミュージカル『Play a Life』 10周年記念公演が本日開幕

ミュージカル『Play a Life』10周年記念公演ビジュアル

2023年には上田自身の監督によりテレビドラマ化もされるなど、愛され続けるTipTapの代表作の魅力を、さまざまな角度から確かめられる公演となりそうだ。



文:熊田音子




<公演情報>
ミュージカル『Play a Life』10周年記念公演



脚本・構成・演出:上田一豪
作曲・音楽監督:小澤時史

日程:2025年5月16日(金)~23日(金)
会場:東京・博品館劇場

【初演キャスト特別公演】
日程:2025年5月16日(金)・17日(土)
出演:
5月16日(金) 【黒猫チーム】小林遼介 池谷祐子 平川めぐみ
5月17日(土) 【白猫チーム】丹宗立峰 木村花代 田中里佳

演奏:小澤時史(key) 井上貴信(vc/黒猫回) 石貝梨華(vc/白猫回)

【10周年記念特別コンサート】
日程:2025年5月18日(日)・19日(月)
出演(50音順):
5月18日(日) 相葉裕樹 彩吹真央 飯塚萌木 井上希美 黒沢ともよ 田村良太 中井智彦 平川めぐみ 屋比久知奈
5月19日(月) 池谷祐子 上野聖太 門田奈菜 神田恭兵 木村花代 染谷洸太 田中里佳 原慎一郎 水野貴以

演奏:小澤時史(key) 成尾憲治(g) 戸枝航平(b) 海老原諒(ds) 赤星鮎美(vn) 石貝梨華(vc)

【10周年記念キャスト公演】
日程:2025年5月21日(水)~23日(金)
出演:矢崎広 妃海風 黒川桃花
演奏:小澤時史(key) 井上貴信(vc)



チケット情報:
https://w.pia.jp/t/playalife2025/(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2511565&afid=P66)



公式サイト:
https://tiptap.jp/next-2/

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