Text:西澤裕郎 Photo:ごろ
3ピース・ロックバンド、THE DO DO DO'sが、4月3日東京・新代田FEVERで初のワンマンライブを開催した。2022年にクハラディ・クハラダ(vo/g)が「N'夙川BOYSのようなバンドをやりたい」とヒノ・ヨーコ(vo/g)に声をかけたことから始動した同バンド。
19時40分、場内が暗転すると客席から手拍子が沸き起こる。アオイマジンが駆け込むようにステージへ現れ、双眼鏡で客席を覗き込むと、続いてクハラがゆったりと、ヒノが弾けるように登場した。この3者3様の入場だけで、バンドの個性がにじみ出ており、一人ひとりのキャラクターが際立っている。セッティングが整うと、クハラの「新代田!」という叫び声とともに音が重なり合い、「わかりたい」で幕を開けた。ギターソロではクハラがステージ中央のお立ち台に乗り込み弾き倒す。その堂々たる姿はまぎれもなくロックスターそのもの。続く「夏」では、ヒノも「新代田FEVERでワンマンだぞ!」と叫び、フロアの熱を一気に引き上げる。ツインボーカルのユニゾンと2本のギターの絡み合い、それを支えるアオイマジンの無骨なドラムが鳴り響く。3ピースのアンサンブルがあまりに気持ちいい。
ヒノがメインボーカルをとる「Driver」では客席に手拍子を促しながらミドルテンポのグルーヴを刻む。3人の楽器がほどよく絡み合うなか、後半にクハラのコーラスが重なり、音の厚みがじわりと増してゆく。楽器を鳴らすことの純粋な快楽が、そのまま音になって飛んでくる。アオイマジンのリズムに乗ってヒノが「よく来たなー!」と笑顔で叫ぶと、3人が向かい合って息を合わせ「最強!」へ。ヒノの高音とクハラの低音が交差するツインボーカルの心地よさは、このバンドの最大の武器のひとつだ。
「明日は休みだから、散々暴れまわって帰ってください!」というクハラの煽りから、スローなテンポが突如加速して「もっともっと!」になだれ込む。お立ち台のうえで一心不乱にギターを弾くクハラの姿に、フロアの温度がさらに上がっていく。「久々にやる曲」と前置きして始まった「うらやましい」では、ヒノの「スーパーギター!」のコールとともにクハラのギターソロが炸裂し、軽快なロックンロールが会場に充満した。
最初のMCでは、アオイマジンが「ようこそ、お越しくださいました! 新代田FEVER、イエー!」とにこやかに口火を切り、千葉からスタートしたミラクルジャーニーが今夜ここで完結することを告げた。仙台、福岡、大阪、名古屋と各地を巡ったツアーを振り返り、クハラは「いろんなかっこいいバンドと一緒にやれて、とっても楽しかった。アルバムを録って、去年からいろいろ動いていて、ようやくツアーができた。非常に感慨深いです」と語る。
続く代表曲「Hold me baby,kiss!kiss!kiss!」を丁寧かつじっくりと演奏すると、「In the dream」では、クハラがハンドマイクを持って客の上を歩き煽る。その背後でヒノがやわらかく歌いはじめ、静けさと轟音のコントラストが鮮やかに引き立つ。曲の途中でクハラがステージに戻りギターを手にすると、ふたたび爆音が場内を埋め尽くした。ヒノのギターソロの声掛けにクハラが応え、ふたりとも一心不乱にギターを弾く。そして続く「風を切る」では、観客たちもステージ前方へと詰めかけてさらなる盛り上がりを見せた。
クハラが「ワンマンで尺があるのに、なんで短くやっちゃうんだろう」とこぼしてメンバーと観客を笑わせると、ヒノが「(客席に飛び込む)クハラのお尻を見ながら歌うことになって、結構楽しい」と返してフロアを沸かせた。マイクを手に客席の真ん中まで歩き込んだクハラは、「みんなで今日を作り上げるんだよ! 今日は来てくれてありがとう!」と真っ直ぐに気持ちを伝え、「これでもみんなのことを考えて、ちょっと痩せたんだぜ」と笑った。
「結成して3年半。
「いっぱい作っているので、近いうちに出せれば」と新曲について触れると、アルバム未収録ながらライブで披露してきた新曲「Train a GO GO」へ。タイトルどおりのスピード感でFEVERを駆け抜けた。ミドルテンポのリズムに乗って2本のギターとツインボーカルが絡む「こころのままで」のギターポップ的な心地よさ、剥き出しのガレージロックで畳み掛ける「探索」、クハラの咆哮から始まる「泣くな!チャイナタウン」、ヒノがリズミカルに言葉を刻むヴァースからサビで一気にアンサンブルが爆発する「your likes are my dislikes」と、矢継ぎ早に繰り出される曲がフロアを塗り替えてゆく。「ロックンロールのマジックで、新代田に奇跡を起こそう!」というクハラの言葉を合図に「MIRACLE」が炸裂し、エネルギーが一点に集中する。ヒノが「最後!」と告げ、「またね」で本編を締め、ふたりが背中を合わせ、3人で目を見合わせてジャンプをし、3人はステージをあとにした。
鳴り止まないアンコールに応えて3人が再登場すると、ヒノが何度も「ありがとう!」と叫び、どこか照れ臭そうにはにかみながらも、堪えきれないような笑顔で言葉を投げかけた。
「クハラが、こんなことになるとは思ってなかったみたいなことを言ってて。私も思ってなかったけど、クハラと初めて会った時とか、初めてバンドで音出した時とか、この世で1番楽しいこととか、輝いてることがここに詰まってるっていう思いを今でも覚えてるんだよね。それだけを信じてやってきました。これからも、ずっと信じます。みんなの毎日も、いろんなことがあると思うけど、でもきっとほんとに1番キラキラしてることを、みんなも全力で大事にしてほしいし、その気持ちを忘れないでいてほしいから、ここで1番大事なものをうっ!てやるライブをするんだぜ! みんな忘れちゃいけないぜ! 一番楽しいことを、一番心が動くことを、そういうことを大事にするんだ! 忘れんなよ!」
ヒノのまっすぐな言葉のあと「ロックンロール!」とが叫ぶと、「THE DO DO DO'sのテーマ」が鳴り響く。「今日は暴れ狂って帰ってください!」。その言葉のままに、クハラが客席に飛び込み、ヒノとアオイマジンが演奏で暴れ狂う「怪獣になりたい」へ。さらにライブ録音中であることをクハラが明かすと「もっとでかい声を出せ! LOVEを込めて」と観客を煽り、「おいおいおいおい!」というコールとともに「Chu!」を演奏。クハラが「またあおうぜ、ありがとう!」と真っ正面から叫び、笑顔でステージを去った。
客電が点き、フロアには余韻と熱気がないまぜになって漂っていたが、誰も帰ろうとしない。「DO DO DO's」コールが湧き上がり、FEVERの空気は冷めるどころか熱くなっていく。3人は予定されていなかったダブルアンコールで再登場すると、ヒノが「まだいたのかー!」とうれしそうに笑う。
このライブを目撃した人たちの心は、間違いなく動いていたに違いない。少なくとも筆者の心は誰にも止められないくらい動いていた。ヒノが語った「一番楽しいことを、一番心が動くことを、そういうことを大事にするんだ! 忘れんなよ!」。その言葉とともに、THE DO DO DO'sの大探索(ミラクルジャーニー)は、これからも煌めきとともに続いていく。
<公演概要>
THE DO DO DO’s『大探索(ミラクルジャーニ)!!!』
4月3日東京・新代田FEVER
【Setlist】
1, わかりたい
2, 夏
3, Driver
4, 最強!
5, もっともっと!
6, うらやましい
7, Sonic Boom
8, Hold me baby,kiss!kiss!kiss!
9, In the dream
10, 風を切る
11, Train a GO GO
12, こころのままで
13, 探索
14, 泣くなチャイナタウン
15, Your likes are my dislikes
16, MIRACLE
17, またね
En.1 THE DO DO DO’sのテーマ
En.2 怪獣になりたい
En.3 Chu!
W En. THE DO DO DO’sのテーマ
THE DO DO DO's「またね」Music Video
THE DO DO DO’s オフィシャルサイト
https://www.thedododos.com/

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