IMP.鈴木大河がエスパーに! ヨーロッパ企画の代表作『曲がれ!スプーン』新演出で17年ぶりに上演
舞台『曲がれ!スプーン』出演者 上段左から)鈴木大河、岡田義徳、忍成修吾、時任勇気、オラキオ 下段左から)相島一之、松井愛莉、ひょうろく

ヨーロッパ企画の代表作『曲がれ!スプーン』が、大歳倫弘による新演出で17年ぶりに上演される。



ヨーロッパ企画の上田誠が作・演出を手がけ、2000年12月に『冬のユリゲラー』のタイトルで初演された本作。

町外れの喫茶店を舞台に、さまざまな超能力を持つエスパーたちが日ごろ隠している超能力を披露しあうパーティを開催するが、たまたま店を訪ねてきた男を仲間だと勘違いして招き入れてしまい、さらにそこへ超常現象を扱うテレビ番組の女性ADが現れて……という奇想天外なストーリーが人気を博し、2002年、2007年と再演を重ねた。2005年にはフジテレビの深夜ドラマ『劇団演技者。』でテレビドラマ化され、2009年に『曲がれ!スプーン』へと改題。同年11月には長澤まさみ主演による映画化、12月には3度目の再演を果たすなど、時代を超えて愛されているコメディ作品だ。



今回演出を担う大歳は、上田の演出助手・文芸助手として長年にわたり作品を支え、ラジオの構成からドラマ・映画の脚本、舞台の脚本・演出まで幅広く手がけてきた実力派。上田の世界観を受け継ぎながら、この名作に新たな魅力を吹き込む。



キャストには、個性と実力を兼ね備えた顔ぶれが揃った。サイコキネシスを持つエスパー・河岡役を鈴木大河(IMP.)、透視能力を持つエスパー・筧役を岡田義徳、電子機器を操るエレキネシスを持つエスパー・井手役を忍成修吾、筧の後輩でテレパシーを持つエスパー・椎名役を時任勇気、テレポーテーションを持つエスパー・小山役をオラキオ、ひょんなことから店に迷い込む痩せた男の神田役をひょうろく、超常現象を扱うテレビ番組『あすなろサイキック』の女性AD・桜井役を松井愛莉、そして物語の舞台となる喫茶店「カフェ・ド・念力」のマスター・早乙女役を相島一之がそれぞれ演じる。



舞台『曲がれ!スプーン』は、2026年6月4日(木) から14日(日) まで東京・IMM THEATER、6月17日(水) から19日(金) まで京都・京都劇場で上演される。



【ストーリー】
クリスマスイブ。町外れの、うら寂れた喫茶店「カフェ・ド・念力」。
集まってきたのは、各種さまざまな超能力を持ったエスパーたち。


今夜はここで、秘密の「エスパーパーティ」が開かれようとしている。
普段は能力を隠して暮らしている彼らが、初めてその“力”を、仲間同士で披露しあうのだ。



呼びかけ人であるマスターが、少し席を外している間、痩せた男・神田が店に迷い込む。
仲間が来たと勘違いしたエスパーたちは、彼をパーティの輪に招き入れる。
しかし、やがて神田はエスパーではないことが判明。
自分たちの秘密を口外されたくないエスパーたちは、あれやこれやと策を練ることに。
ところがそこへ、超常現象番組のAD・桜井が、神田を取材にやってきて……。



<公演情報>
舞台『曲がれ!スプーン』



脚本:上田誠(ヨーロッパ企画)
演出:大歳倫弘(ヨーロッパ企画)



出演:
鈴木大河(IMP.) 岡田義徳 忍成修吾 時任勇気 オラキオ
ひょうろく 松井愛莉/相島一之



【東京公演】
2026年6月4日(木)~14日(日)
会場:IMM THEATER



【京都公演】
2026年6月17日(水)~19日(金)
会場:京都劇場



公式サイト:
https://www.ktv.jp/event/magarespoon/



舞台『曲がれ!スプーン』スタッフ&出演者コメント

■脚本:上田誠
『曲がれ!スプーン』をやってもらえるのですね! ヨーロッパ企画の初期を引っ張ってくれたエスパーコメディです。初演は2000年、僕が20歳のとき。当時ありったけの力で一幕一場の劇を書きました。今思えば書くのも演じるのも力不足というか、そもそも役の年齢も高いし、そういう大人のコメディに憧れてたんですね。そんな背伸びしたコメディがかなりうまくいって、再演を3回重ね、2009年には映画にもなって、もうこの劇の天寿は全うした気分でいました。

けど確かに大人キャストで上演されたことなかったし、抜群に面白そうなキャストが揃っていて、アップデートは大歳さんがうまくやってくれるだろうし、今一番よさそうですこれ!



■演出:大歳倫弘
あの『曲がれ!スプーン』の演出をする機会をいただけるなんてほんとにいいんでしょうか。まあ、いいんでしょう。僕にとって上田さんの戯曲とは教科書であり、ある種の聖域です。ただ演出するとなったらその教科書のような戯曲の一枚を破り、紙ヒコーキにして屋上から投げるくらいの覚悟で挑みます。ファンタジーやコメディの入り込む隙間がないくらいなかなかにしょっぱい世の中になってきました。だからこそ人々の集う劇場にそれはあるべきだと切に思います。『曲がれ!スプーン』は、奇跡を信じにくくなった大人と信じつづけたい大人が出会う物語です。このお話があなたの中に小さな奇跡を信じる気持ちを灯せるなら幸いです。



■鈴木大河(IMP.)
今回、初の主演舞台ということで、うれしさと同時に大きな責任を感じています。4度の舞台上演や映画化もされ、多くの方に愛されてきたこの作品に携わらせていただけることをとても光栄に思っています。自分自身、コメディ作品という新たな挑戦でもあり、不安もありますが、また新しい自分をお見せできることが楽しみです。お客様に楽しんでいただける時間をお届けできるよう、精いっぱい頑張りますので、ぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです。



■岡田義徳
このたび、舞台『曲がれ!スプーン』に出演させていただくことになりました。この作品は、ヨーロッパ企画の皆さんが舞台、そして映画化された作品です。今回はキャストも新たに新しい作品として生まれ変わるような期待をしています。とにかく皆さんに楽しい時間をお届けできるように、スタッフキャスト一丸となって良い作品を作りたいと思います。



■忍成修吾
先日、いち観客としてヨーロッパ企画さんの舞台を拝見していました。あの心地よいセリフの応酬や、なかなかな運動量の作品を自分がやったら楽しそうだけど大変だろうな、なんてあっけらかんと考えていました。そんな自分がまさかヨーロッパ企画さんの戯曲に参加できるなんて。そして今回はこのメンバーで『曲がれ!スプーン』を上演できるなんて。そう思うと緊張と期待で胸が高鳴ります。皆様に素晴らしい時間を提供できるよう、一生懸命努めてまいります。劇場でお会いできるのを楽しみにしております!



■時任勇気
このたび『曲がれ!スプーン』に出演させていただくことになり、多くの方に親しまれてきた本作に参加できることをとてもうれしく思っています。個人的にはとても久しぶりの舞台となり、緊張感もありつつ楽しみな気持ちもあります。

共演の皆さまから刺激を受けながら、作品の魅力を大切にしつつ、自分が演じる椎名の魅力もきちんとお届けできるよう頑張りたいと思います。劇場で皆さまとお会いできるのを楽しみにしています! ご覧いただく皆さまにとって、少しでも心に残る時間になれば幸いです。



■オラキオ
ヨーロッパ企画さんの名作に出演できるということで、これまでにない喜びを感じています。僕がまだ前職の板前だった頃、上京して初めて演劇というものに触れました。大人計画、ハイレグジーザス、ナイロン100℃、惑星ピスタチオ……夢中になって観ていた中に、もちろんヨーロッパ企画さんの作品もありました。結局その後、板前を辞めてこの世界に飛び込んだわけですが、そう思うに至らしめた、あの頃の映画、お笑い、そして演劇。芸歴26年を経て、あのときの感動や興奮を自分自身もう一度味わいながら、今度はお客様にもそれを味わってもらえるように全力で頑張らせていただきます!



■ひょうろく
はじめまして、ひょうろくと申します。今回『曲がれ!スプーン』のお話をいただき頑張ろうと思っている最中です。お芝居の舞台でしっかりと練習してというのは初めての経験なので、どんな風になるのかは全然予想もついていないですが、観た人が楽しかったなぁと帰っていただけるように一生懸命頑張ります。諸先輩方の足を引っ張らないように気をつけます。また普段あまりお客様の前に出て何かをすることはしていないのでそこも少し不安ではありますが、楽しんで帰っていただけるように頑張ります。ぜひ会場に足を運んで舞台を一緒に楽しんでください。

ご来場お待ちしております。



■松井愛莉
ヨーロッパ企画さんの原作で、これまで何度も上演されてきた素敵な作品に出演することができてとてもうれしいです。小さい頃、誰もが一度は夢に見たことのある超能力。そんな世界観に触れながら台本を読んで、わくわくが止まりませんでした。テンポ良く進む会話、個性豊かで愉快なエスパーの皆様とのかけ合いもとても魅力的で、今から稽古するのがとても楽しみです。作品の面白さや魅力をしっかりお届けできるよう、皆様のパワーに負けないように必死で食らいつきながら、自分らしく楽しんで桜井を演じたいです。



■相島一之
子どもの頃「超能力」に夢中になりました。昭和世代のあいじまは石ノ森章太郎の『怪人同盟』そして『幻魔大戦』にハマりました。よく考えたものです。もし自分がエスパーになれるならどの超能力を持ちたいか? 透視、予知、テレパシー、サイコキネシス、テレポート、タイムリープ! なんとワクワクする夢想だったことか! そんな男の子の(女の子も?)夢が詰まったコメディが『曲がれ!スプーン』です! ワクワクしておバカでどこかあったかい作品。このお芝居は俳優たちのアンサンブルが命だと思っております。魅力的な共演者の皆さんとどれだけ遊べるのかPLAYできるのか、今からワクワクしています。

どうか劇場に遊びにきてください。



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