新垣慶晃(24)沖縄 走るのが嫌で自転車好きに
 新垣慶晃(あらかき・ちかてる)は、中高とバドミントン部だった。だが、「走る練習が嫌いだった。
ランニングの代わりにママチャリに乗ってトレーニングしていました」。これが競輪選手になる第一歩だった。

 また、テレビでツール・ド・フランスを観戦して「ロードレーサーを目指したくなった。そうしたらそのころ高校に偶然、自転車競技部ができたんです」と好タイミングも重なった。

 その流れに乗り、高校2年で自転車競技も始めた。「でも九州大会のレベルでまったく歯が立たなかった。不完全燃焼だったので、大学でも競技を続けました」と鹿屋体大に進学した。

 大学入学当初は中長距離種目に取り組んだが、4年からは競輪選手を視野に入れながら短距離に転向。インカレのスプリントで7位になるなど結果も残した。

 養成所では、ダッシュ力不足を痛感した。それでも強力なダッシュを持つ同期と練習をともにして強化。第3回記録会ではゴールデンキャップを手にした。


 沖縄勢では伊藤颯馬(115期)がS級上位で活躍しているが、〝第2の颯馬〟を目指している。「自分もS級の第一線でやっていきたい」。同県の先輩が絶好の目標になる。

 ①2000年11月16日、24歳②沖縄県豊見城市③那覇高―鹿屋体大④―⑤仲松勝太・96期⑥8位⑦10秒96、22秒73、1分07秒48⑧175.3、75.5、AB


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新垣慶晃







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