
【記者コラム・森大輔の勝ち組の法則】
優勝戦をいろんなデータから見ていきましょう。まずは優出メンバーの通算V率。

優勝戦1号艇の中辻崇人は28.1%と25%オーバーで文句なしの勝負強さ。優勝戦1号艇での通算V率も71.2%(73戦52勝)と問題ありません。ただ、篠崎仁志は33.8%とさらに上を行く数字。30%オーバーはボート界でも一握りであり、上回る選手がいるということは波乱の要素はあるということです。


そこで2000年以降の3大特選優勝者の表を作成したので見てください。優勝者の左が枠番ですが、1号艇の優勝が少ないのが一目瞭然。1号艇は全76戦28勝でV率は36.8%と優勝戦1号艇としてはかなりの低さ。3大特選の優勝戦は1号艇がかなり弱く、波乱の結末が多いのが特徴なのです。

加えて注目したいのは、優勝戦で波乱を起こした割合を示したイン以外のV率。もちろん、注目は64.3%と最も高い数字を誇る里岡右貴で、5コースのV数が4回と多いのも見逃せません。しかも、当地では2回V歴があり、それがいずれも3大特選で6コースと5コースでのもの。