

初のGⅠ出走で2着と好走した大久保花梨
【競輪ビッグレース連載「九州王国再興へ」】
ガールズGⅠのパールカップも東西別々で戦われている。西日本14人中、九州勢は4人。
5Rには、108期・児玉碧衣(30)、大久保花梨(27)=112期、尾方真生(26)=118期=が出場。圧倒的な人気を集めたのは児玉だったが、勝ったのは尾方で2着が大久保。児玉は5着で敗退した。
大久保は前々回に落車していた。「落車は今年2回目。まだ万全とはいえないかもしれませんが大丈夫です。それより子どもに病気をうつされて休むことが多くて、そっちの方がたいへん」と笑った。
2023年の4月を最後に産休に入り、24年8月に復帰。「第1回パールカップの出場権があったけど欠場しました」。復帰して1年たたずにGⅠ初出走をかなえたのはさすがだ。「GⅠだからって、気持ちは何にも変わりません」とあっけらかんな性格で、2着での準決進出にも「展開が向きました。
7Rの〝長女〟小林優香(31)=106期=もいい流れに乗って1着突破。児玉が駄目でも残りの3人で、タイトルを久留米に持ち帰る勢いだ。

初日5Rを勝利して表情が明るい尾方真生

初日7R、仲澤春香を差し切って勝利した小林優香