【ボートレース福岡(サマータイム)一般】佃來紀「自分が頭一つ抜け出したい」若手の逸材がそろう大阪で存在感をアピール

132期の養成所時代には7.09の高勝率をマークした佃來紀


 センセーションを巻き起こす。佃來紀(24)=大阪・132期=は今回が福岡初参戦。
養成所で7点勝率をマークした逸材は、勝率もデビュー期から右肩上がりで前期(昨年11月~今年4月)は4点台に到達。急成長のサイクルに入っているスター候補が、初めての福岡でも確かな実績を残す。

 前検では「水面は結構ヤバかったですね」と当地の名物でもあるうねりの洗礼を受けたが、佃がS特訓に出た時間帯はちょうどこの日の満潮時刻。それを知るとホッとした表情で、「自分は基本的に握って攻めるタイプ。本番は負けずに握って攻めます」と気持ちを新たにして持ち味を披露することを誓った。

 この気持ちを後押しするように機力も上々。手にした72号機は前節のキャブレター交換から大化けしている急上昇機で、「行き足や伸びが良くて、試運転から余裕がある。足はかなりいい雰囲気です」と手応えを感じ取っている。〝やる気〟のスイッチも完全に入り、活躍するための条件は整った。

 現在、大阪支部の若手はスーパールーキーと称される一期上の石本裕武を筆頭に、養成所を高勝率で卒業した逸材がズラリ。切磋琢磨(せっさたくま)できる環境を喜びつつも負けるつもりは毛頭ない。「同世代に強い選手が多いけど、いつかは師匠の山崎郡さんみたいなレースができるようになって自分が頭一つ抜け出したい」。
自らの存在感をアピールするには、支部の威信をかけて戦う三都市対抗は格好の舞台。未来のSG候補生としてスケールの大きいレースを披露する。

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