
【記者コラム・森大輔の勝ち組の法則】
三都市対抗はコロナ禍の期間に選手の移動制限があったため休止となっていましたが、2022年度から復活。休止前と休止後では〝準々優勝戦制〟が〝準優制〟に変更されています。

そこで、三都市対抗の傾向を探るべく過去の大会のコース別1着率を調べてみました。インの1着率は2023年に行われた2大会(22、23年度分)はやや高めでしたが、昨年は40%台と明らかな〝イン受難〟の傾向。表の全体を見ても分かるように総じてイン1着率は低めで、三都市対抗は〝イン受難〟というのが分かります。
その理由の一つは、総出場メンバーがいつもの45人ではなく48人で外枠希望の新人がいないので、予選で主力のA1にも1号艇が1回しか巡ってこないこと。そして最大の理由が間違いなく番組の〝縛り〟でしょう。この三都市対抗の番組は各支部が2人ずつというルールがあり、普段の開催と比べて1号艇強豪番組を多くは作れないからです。この〝縛り〟がないのは、最後の2日間の準優勝戦と優勝を除いたレースだけ。予選は全てのレースで〝縛り〟があるので、イン受難の傾向が変わらないでしょう。