
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
初日11Rは太田海也が人気を集めた。後位を地元2人が固めてワンツースリー決着。
番手の吉本卓仁は太田とガッチリ連係したが、3番手の角令央奈(38)=福岡・98期・S2=は鐘3半で内と外から攻められるピンチ。終HSでは吉本後位に関貴之が入り、角は、浮いていた幸田望夢の外を迂回(うかい)しながら追い上げた。何とか終3角手前で3番手を奪い返して、断然の3連単1番人気に応える奮戦だった。
「190円は見ていました。内からも外からも来て、どうしようもなかった。連結を外したので、家に火をつけられるんじゃないかと思いながら追いかけました」と関西人らしくユーモアたっぷりに振り返った。
2023年2月に兵庫から福岡支部に移籍。兵庫県には今、競輪場がなく、地元記念を走ったのは初めての経験だ。「やっぱり雰囲気は全然ちゃいますね。応援の声もあったし。ほとんど太田君への声援やけど」。
▼11R(角令央奈) 2日目は太田が敵として立ちはだかる。だが厳しい状況を切り抜けた脚は悪くない。9-8=12357。
▼8R(小川勇介) 前を任せる阿部英斗とは同門。番手から抜け出して勝ち上がる。5-139-139、1-5-67、9-5-36。
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初日11Rで3着に入り二次予選に勝ち上がった角令央奈