
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
5日目特選8R、菅田壱道(39)=宮城・91期・S1=は2着。最終日は、決勝の一つ下の優秀戦を戦う。
この日は流れに乗った清水裕友が2角から捲って、中団にいた菅田は内でかぶる厳しい展開。それでも4角でコースをつくって伸ばし、清水マークの小倉竜二をゴール前でわずかに抜いた。
「最後まで諦めずに走った。軽くてすごく伸びた」と喜んだ。「本来は特選を走れなかった。繰り上がりでした。運もある」。欠場者が出た上に2着までに入り、優秀に進んだ。
「新山君の番手を回ることを意識して練習している」と力を込めた。「新山君は強いので引きずり回される。〝回す〟ではなく、トルクを上げないと追走できない。それでいて番手の仕事もある。
最終日は、新山響平も優秀戦を走るが、新山は10Rでこちらは9Rと別の番組になった。「番組さんに39歳でも自力でやれていると思われているのはありがたいこと」と不満はない。新山と連係してGⅠ決勝でのワンツーへ。落車した今年のダービー決勝のやり直しの機会が来るまで、ツメを研ぎ続ける。
▼9R(菅田壱道) ダービー決勝では新山-菅田-阿部力也の並びだった。ここは新山なしでもワンツーを決めてみせる。4=8-13569。
▼7R(小川真太郎) 中石湊と吉田有希のもがき合いを捲る。9=1-345、9=7-13。
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最終日9R、阿部力也の前で自力自在に戦う菅田壱道