【函館競輪（ナイター）GⅠオールスター】寺崎浩平は近畿の番手に「とうとう来た。競輪人生が変わるかもしれない戦い」
　準決3個レースが終わり、近畿勢4人が決勝進出を決めた。注目された並びは、「脇本雄太－寺崎浩平－古性優作－南修二」だった。


　寺崎浩平（31）＝福井・117・S1＝は「脇本さんにハコを回れと言われました。古性さんもそう言ってくれました。なので脇本さんのハコです」とやや緊張気味に並びを話した。

　そのときの心境を聞くと、「とうとうこの時が来たか、という感じでした。タイトルを取れるかどうか、競輪人生が変わるかもしれない戦い。しっかり走ります。まずは脇本さんを抜けるように」と静かに話した。

　脇本は年末のグランプリを決めており、今年はまだGⅠ優勝がない古性も賞金でほぼ出走は間違いない。近畿勢にとっては、3人目を出す戦いとなる。

　寺崎のプレッシャーは計り知れない。それでも経験、実力、機運は熟した。新しいタイトルホルダーが誕生することになるはずだ。


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決勝で、近畿4車の番手を回る寺崎浩平
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