【函館競輪(ナイター)GⅠオールスター】古性優作が意地の決勝進出「肩が人形みたいにぐらぐら」
 ファン投票1位の古性優作(34)=大阪・100期・SS=が、執念の決勝進出だ。

 初日ドリームでは8着、二次予選Aで6着、準々決勝は自力戦で4着。
確定板に載れなくとも、何とか勝ち上がってきた。そして準決は寺崎浩平マークで2着。とてつもない精神力で、1位の務めを果たしつつある。

 7月20日、サマーナイトF準決で落車した。右肩鎖関節脱臼の中でも、靱帯(じんたい)が3本切れる最も重症度の高いけが。「痛みはずっと同じ感じ。肩が人形みたいになってぐらぐら」と万全には遠い。

 「ファン投票1位でなければ間違いなく欠場していた」。強行出場に賛否両論あることも分かっているが、競輪界のトップにしか感じ得ない面もあるのだろう。「人気に応えたくて頑張ったが、それもできなくて…。準決は寺崎君が連れて行ってくれた」としみじみ話した。

 決勝進出が当たり前の選手。
だが古性のファンなら、この大会の決勝進出を忘れることはないだろう。

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レース後は右肩に氷のうを入れて冷やす古性優作
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