【ボートレース福岡・一般】SGレーサーとなった香川の33歳「成長した姿を見せたい」2年ぶりの福岡で気合十分

2年ぶりの福岡参戦となる中村晃朋


　一皮むけて帰ってきた。中村晃朋（33）＝香川・111期・A1＝は福岡初Vだった2023年10月以来、2年ぶりの当地参戦。
この間にGⅠで3優出し、今年7月の徳山オーシャンカップではSGデビューと大きく成長してドル箱水面に戻ってきた。

　徳山で手に入れたSGジャンパーを着込みピットを歩く姿は様になっているが、本人に慢心はない。「ようやくSGジャンパーを手に入れてうれしいけど、まだ何もタイトルを取っていない選手。SGに出続ける選手にならないといけないし、まだまだここからです」

　現在勝率（5月～）は6.85で前検入り。A1の勝負駆けとは無縁だが、SGジャンパーと同じく超一流の証しであり、まだ未到達の7点勝率をマークして、さらなるステップアップを図りたいところ。「福岡は久しぶりだけど、本当に成績が良くて昔から大好きな水面。成長した姿を見せたい」

　肝心要の機力の方は荒れた水面の影響で、「正直言って何も分からなかった」と苦笑い。とはいえSGジャンパーを手にした人間として一切の妥協をするつもりはない。「機歴を見ても動きは安定して悪くなさそう。これなら何とかしないといけないですね」。当地はデビューから12節走って7優出1Vという〝超〟ドル箱水面。自らをさらに一段階引き上げるためにも、得意の福岡で躍動する。
（森　大輔）

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