【自転車競技】山崎賢人と小原佑太がトラック競技から引退

記者会見する山崎賢人(左)と小原佑太(JCF/ブリヂストンサイクル提供)



 自転車トラック競技強化指定選手の山崎賢人(33・長崎出身)と小原佑太(29・青森出身)=ともにチーム楽天Kドリームス所属=が12月31日付で本人の希望により強化指定を外れ、競技から引退することになり、12月22日に都内で記者会見した。

 山崎は2024年世界選手権男子ケイリンで優勝。
同種目での日本勢の金メダル獲得は、1987年の本田晴美(51期=引退)以来37年ぶりの快挙だった。小原は24年パリ五輪チームスプリントで5位、スプリントで6位となり、同年世界選手権ではチームスプリントで銅メダルを獲得した。

 山崎の話 競技人生で一番印象に残っているのは、やはり24年世界選手権ケイリンで金メダルを取ったこと。なかなか結果が出ない時期も続いたが、いろんな人から応援をいただき、勝っても負けても背中を支えてもらえたことで、競技に集中することができた。本当に感謝しています。これからは競輪選手として、日本一を目指していく。

 小原の話 自転車競技を始めたことでいろんな方と出会い、世界観が変わり、刺激をもらえたことで日本代表にも選んでもらえた。夢であったオリンピックの舞台に立つこともできた。メダル獲得はかなわなかったが、いまの日本チームは次のオリンピックでメダルを獲得できる位置にいる。今後もナショナルチームの応援、サポートをよろしくお願いします。
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