日進月歩とはまさにこのこと。
生成AIが一般に普及し始めるとその進化は加速度的に進み、インターネット上ではAIを活用したあらゆるサービスが提供されています。
その中のひとつであるAI動画生成プラットフォーム「Vidu」は、2025年6月7日(土)に開催された「WaytoAGI グローバルAIカンファレンス2025」に参加。
世界中から集まった開発者やクリエイターたちによって生成AIを活用した動画制作について活発な議論が交わされました。
世界中からAI開発者やクリエイターが集まった「WaytoAGI グローバルAIカンファレンス2025」

2025年6月7日(土)、8日(日)に東京の桜美林大学で開催された「WaytoAGI グローバルAIカンファレンス2025」
“AIのグローバル化”をテーマに、世界中から開発者、起業家、投資家、クリエイターが参加して多くのセッションが展開されました。
カンファレンス内で行われたプログラム(抜粋)
- グローバル AI による「新種」の誕生
- エージェント -- 知識データベース -- キャンバス | AI時代の究極の創作ツール
- 日本の産業構造における代理型人工知能——ユースケース、技術モデルおよび開発者のチャンス
- 生成AI時代におけるオタクコンテンツの変化
- AIデザインでコクヨと共創する美学革命
- なぜAI製品はこんなに作りにくいのか? プロンプトエンジニアリング、製品設計とチーム組織
- ビデオ大規模モデルViduの革新的実践と思考
Vidu主催のクリエイター交流会で動画生成の未来について議論

AI動画生成プラットフォーム「Vidu」を展開するスタートアップのShengShu AI HK Limitedは「Viduと描く未来|グローバルクリエイター交流会 東京2025」を主催。
クリエイターのNoriyang(@noriyang_crypt)さん、妖精アーヤ(@aiehon_aya)さん、あゆネオ(@Ayu_AI_0912)さんを中心にさまざまな視点からの議論が交わされました。
Noriyangさんのコメント

Viduは、他の生成AIとは一線を画しています。何より印象的なのは、“クリエイターの視点”から設計されていることです。
実際に使ってみると、『こういう機能があったらいいな』『こんな操作ができたら助かる』という、現場目線の痒いところに手が届くツールが数多く備わっており、クリエイティブに集中できる環境が整っています。
制作効率を飛躍的に向上させるのはもちろんのこと、単なる省力化ではなく、表現の幅を広げたり、これまでにないアイディアをかたちにする柔軟性があります。
そういった意味で、私はViduをAIの在り方そのものを進化させている存在だと感じています。
妖精アーヤさんのコメント

VIDUの強みは、業界でもいち早くリファレンス機能を導入した点にあります。
その一貫性と、キャラクターの生き生きとした表情や表現力が特長です。
まるで生命が吹き込まれたようなリアルな表現は、VIDUならではの魅力であり、大変重宝しています。
あゆネオさんのコメント

最近は、動画生成に興味を持つ方がどんどん増えていると感じています。
今後は、単に作品を作るだけでなく、クライアントワークにもチャレンジしてみたいという方も多いのではないでしょうか。
また、今回のイベントに参加したことでVIDUが多くの方から注目されていることも、身をもって実感できました。
また普段は、AI研修として企業様向けにAIの導入方法などをご案内していますが、その際にもVIDUをお勧めしています。
Viduで制作された映像も公開
交流会ではDa Yuさんによって制作された映像も公開されました。




資源の少ない砂漠でサイボーグ化した人間も多いなか、勇敢な主人公の女性がクリーチャーの根城に潜入して宝石を持ち帰るというストーリー。
迫力あるクリーチャーの動きや砂漠に舞う砂埃、走行中の車内などが描写されています。
もちろん細かい部分を見れば違和感を感じることもできますが、たとえ絵心が無くてもここまでの作品を仕上げられると考えたら夢がありますよね。
しかもViduとAIは常に進化を続けています。
この映像は中国のアニメクリエイター柔树特效さんが制作した連載アニメ「観測者の逆説(原題: 観察者悖論)」の第1話です。
配信直後から大きな反響を呼び、総再生回数は300万回を突破するなど注目を集めていますが、このアニメを制作したのもたった1人。
Viduを活用することで、従来のアニメ制作現場ではあり得なかった“1人スタジオ”が実現しています。




映像を見ても分かる通り作画やアニメーションのクオリティは日本国内の第一線アニメに匹敵。
柔树特效さんはViduの高度な生成機能を駆使して日本アニメらしい質感と世界観を再現しています。
冒頭の虫や猫のクオリティも抜群で、一気に世界観に引き込む構成も見事です。
このように、手を動かして形にする技術がなくても想像力さえあれば作品が完成してしまう時代になりました。
これからの映像制作には従来とは異なる視点とスキルが必要になるのかもしれません。
Viduがアニメ制作の新時代を切り拓く

日本のアニメコンテンツ産業は長年にわたって世界中で評価を獲得してきました。
一方でクリエイターの過酷な労働環境など問題点も指摘されています。

そこでViduは業界が抱える課題にクリエイター目線で取り組んでいるとのこと。
テキストや画像からの動画生成は直感的に使用でき、BGMや環境音といった音声を自動生成することも可能。
アニメ化や歩行、飛行、回転など30以上のテンプレートも用意されているため、誰でも簡単に映像生成を試すことができます。

Viduには執筆時点で・・・
- フリー: 0円/月
- スタンダード: 10ドル/月、96ドル/年(月額課金に比べて20%割引)
- プレミアム: 35ドル/月、336ドル/年(月額課金に比べて20%割引)
- アルティメット: 99ドル/月、948ドル/年(月額課金に比べて20%割引)
・・・の4プランが用意されています。
無料のフリープランでもログインや条件達成によってクレジットを獲得できるので、メールアドレスかGoogleアカウントがあれば今すぐ動画生成が可能!
Viduを体験すれば、未来のアニメ制作の一端を感じられるかもしれません。
2025年初頭に発表された「Vidu 2.0」には、わずか10秒で動画素材を生成できる機能も搭載。
すでに広告やエンターテインメント、観光コンテンツなどさまざまな分野で導入されており、今後も新たな価値を提供し続けるとしています。