ゲーミングスマートフォンブランドであるnubiaのREDMAGICから、オープンワールドRPG「鳴潮」のキャラクター、ツバキとのコラボモデル「REDMAGIC 10S Pro 鳴潮版」が中国で販売されています。
日本ではなかなか見ることができないこのモデルをフルパッケージで触る機会があったので紹介しましょう。
「REDMAGIC 10S Pro 鳴潮版」はファン垂涎の逸品

ベースとなるスマートフォン、REDMAGIC 10S Proは・・・
- チップセット: Snapdragon 8 Eliteリーディング版
- メモリ: 最大24GB
- ストレージ: 1TB
- カメラ: 広角5,000万画素、超広角5,000万画素、アンダーディスプレイカメラ1,600万画素
- ディスプレイ: 6.85インチ、2,688×1,216ピクセル、144Hz
- バッテリー: 7,050mAh、80W急速充電対応
・・・を搭載するハイスペックなモデル。

REDMAGIC 10S Pro 鳴潮版は専用のパッケージで販売されています。
なお中国では2025年7月の発売直後に完売となり、現在は入手不可能。
フリマサイトなどで定価の倍に高騰するなど人気が爆発しています。

パッケージを開けると鳴潮ワールドを堪能できるアクセサリ類が豊富に付属しています。
80W充電器やパッケージに見える花の模様はツバキをイメージしたもの。
ツバキが描かれたケースや透明カバーで保護されたアクリルスタンドも付属した豪華セットです。

スマートフォン本体を起動すると、ピンク色を背景にした壁紙にツバキが描かれています。
コラボモデルならではのオフィシャル壁紙です。

また、アプリアイコンもツバキをモチーフしたものになっています。
このあたりの作り込みは中国メーカーが得意とする部分で、他のメーカーの様々なキャラクターコラボモデルも同様のカスタマイズが行われます。

壁紙は複数が標準でインストール済み。
さらに自分好みのモデルに設定することが可能です。

背面の仕上げも独特です。
黒と赤のグラデーションはツバキのイメージに合ったもの。上側にはツバキの花、下にはツバキの顔が描かれています。
ツバキのイメージをそのまま表しているデザインと言えますね。

さて、REDMAGIC 10S Proはゲームプレイを快適にすべく、強力な冷却機能を本体に内蔵しています。
最大の特徴は本体内部を物理的に冷やす空冷ファンで、本体側面にはエアの取入れ、排出穴が開いています。
この空冷ファンはライトも内蔵されており、効果的に光ります。
さらに熱伝導率200 W/mKという複合液体金属をCPU直上に配置し、CPU温度を最大5度低下させることも可能。
そしてグラフェンや銅断熱材などを採用した1万2000平方ミリメートルに及ぶ巨大な冷却版も内蔵しています。

最近のスマートフォンはノッチやパンチホールなど画面表示を遮るディスプレイを搭載することが一般的ですが、ゲームプレイやコンテンツ視聴時に邪魔な存在であることは間違いありません。
REDMAGIC 10S Pro 鳴潮版のディスプレイはご覧のようにフロントカメラがディスプレイの下に隠れています。
視界を遮るものが一切なくベゼル幅も狭いため、よりプレイに没頭できるでしょう。

クイックマニュアルも専用品ですが、SIM取り出しピンはREDMAGIC共通のものでした。
ケースは大きくツバキが描かれており、装着するのがもったいないと思えるほど。
ノーマルのREDMAGIC 10S Proを購入し、このケースはそちらに装着する、というマニアックな使い方もありです。

意外とうれしいことにチャームが付属します。
これはスマートフォンやカバーに装着はできませんが、REDMAGIC 10S Pro 鳴潮版を持っている証としてカバンなどにつけておきたくなるものです。

最後にアクスタもご紹介。
サイズはかなり大きく、透明カバーで保護されているので自宅に飾っておく時にホコリが気になる場合も安心です。
一番手前のプレートにはREDMAGICの中国語である「紅魔」の文字もあり、コラボモデル限定のアクスタであることをアピール。
ここまで本気で作られたコラボモデル、ぜひ日本でも販売してほしいものです。
▼Photo & Written by Yasuhiro Yamane/山根康宏
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