〈水戸・ネイリスト殺害〉「お腹の子を守ろうと必死に抵抗した…」ケアマネージャーを夢見た優しい母の衣服には犯人のものらしき皮膚片や髪が…人間関係のトラブルにも注目
〈水戸・ネイリスト殺害〉「お腹の子を守ろうと必死に抵抗した…」ケアマネージャーを夢見た優しい母の衣服には犯人のものらしき皮膚片や髪が…人間関係のトラブルにも注目

茨城県水戸市の自宅アパートで昨年大晦日の夜、ネイリストの小松本遥さん(31)が刃物などで殺害されてから1週間が経つ。血まみれの着衣には犯人のものとみられる髪の毛や皮膚片が付着しており、茨城県警水戸署捜査本部は、玄関先で襲われた小松本さんが激しく抵抗した際に付着したとみて微物を採取、鑑定用資料として保管して調べを進めている。

フリース上下に犯人のものとみられる微物がかなり付着

小松本さんは妊娠中で夫(27)と二人暮らしだった。大みそかは午後5時前に小松本さんが外出していた夫に帰宅する旨の電話をしていた。夫が同7時15分ごろに帰宅すると、玄関先に妻が倒れているのを発見、119番通報した。社会部デスクが解説する。

「お腹の子を守ろうと必死で抵抗したのでしょう、小松本さんの両腕には刃物や鈍器からの攻撃を避けようとしてできた防御創が多数あり、部屋着として着用していたフリース上下に犯人のものとみられる微物がかなり付着していた。倒れていた玄関先には血だまりができるほどで、犯人が履いていたとみられる靴の底の痕跡も捜査本部は採取しています。

また、小松本さんは3年ほど前からネイリストを志し、昨春に水戸市内に自身のサロンを開業したばかり。それ以前は出身地の茨城県笠間市内でゴルフ場に勤務した経験もあり、自身もアマチュアゴルフの大会に出場するなど交友関係も広い。

一方で小松本さんは2015年から2017年にかけて『人間関係のトラブル』として3回、県警に相談しに行っていたこともあり、捜査本部が犯人像を絞り込むには時間がかかりそうです」

アマチュアゴルファーとしての小松本さんの横顔を知るゴルフ関係者は、集英社オンラインの取材にこう答えた。

「彼女が参加していたミックスダブルスは茨城県内のアマチュアゴルフの大会ですが、競技を真剣勝負で競い合うというより、どちらかというとゴルフを楽しむ人の参加が多い大会ですね。

ですから夫婦やカップルで参加される方も多いです。私自身は小松本さんと直接お話したことはありませんが、大会に参加しているということは知っていましたし、小松本さんのお父さんもゴルフをプレーされる方で、ゴルフ好きな親子だったという印象がありますね」

「全ての人に感謝して、自分の夢がかなうように…」

学生時代にはバスケットボールに熱中していたという小松本さんは、中学校の卒業文集に「夢への挑戦」と題してこんな文章を寄せていた。

〈私は、中学校三年間の部活を小学生の頃から興味のあったバスケットボール部で過ごしました。

部活を始めてみると、練習はとても辛くて怪我に大変悩まされました。そのたびにチームや親に迷惑をたくさんかけてしまいとても悔しかったです。

そんな中で、顧問の先生が「練習は辛いけど頑張れば結果はついてくる」と言ってくれたのを今でもはっきりと覚えています。顧問の先生の言う事はいつも正しく皆が信頼していて結果を出そうと懸命に練習をした結果、最後の総体で準優勝という結果が出た時私は、三年間続けて良かったと心の底から思いました。(略)

バスケは体力やチームプレーが大切で接触がとても多いスポーツなので、私のように怪我で思うようにプレーが出来ない人はたくさんいると思うので、そんな人達の役に少しでもたてたら良いと思ってます。

そのためには怪我をした時の適切な対応の仕方を学び、選手の食事や体調管理などのスポーツにはなくてはならないあらゆる知識を学び選手一人一人が一つの試合に集中して、全力でプレーできる環境を作っていきたいです。ケアマネージャーという職業は自分のやりたい仕事でもあり、他の人のために働くので今まで迷惑をかけてきた人への恩返しにもなると思います。
そしていつかは、最強のチームで大きな体育館を使い試合をする選手を見てみたいです。これから先私は、今まで支えてくれた人のためにもバスケを世界中に広めてすばらしい感動を与えていきたいです。全ての人に感謝して、自分の夢がかなうように最後まであきらめず挑戦していきます。〉

​ケアマネージャーを志した心優しき少女はネイリストとなり、母になる目前で惨殺された。夢をあきらめない“母子”の命を奪ったのは誰なのか。

事件の解明が待たれる。

※「集英社オンライン」では、今回の事件についての情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。

メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com

X(旧Twitter)
@shuon_news  

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

編集部おすすめ