〈Snow Man佐久間大介〉「おしゃぶりをくわえてアフレコ」前代未聞の挑戦…“生後7ヶ月用がベスト”の理由
〈Snow Man佐久間大介〉「おしゃぶりをくわえてアフレコ」前代未聞の挑戦…“生後7ヶ月用がベスト”の理由

39歳の伝説の殺し屋が、13歳の姿で中学校に潜り込む——そのユニークで痛快な設定が人気の漫画「キルアオ」が、テレビアニメとして4月11日に放送スタート。無類のアニメ好きとして知られるSnow Manの佐久間大介は、オーディションで出演を決め、暗殺者・シン役を演じている。

おしゃぶりをくわえて臨んだという前代未聞の収録の裏側や、目立つのが苦手だった中学時代の自分へのメッセージ、そして心の安定に必要不可欠だという、Snow Manのメンバーについて聞いた。

おしゃぶりをくわえてのアフレコはバチバチに難しかった

──「キルアオ」の声優オーディションに臨まれた理由は?

「週刊少年ジャンプ」は毎週買っているので、好きな作品がアニメ化されると知って、「挑戦するなら好きな役で受かりたい」と思って全力で挑みました。結果を聞いたときはとても嬉しかったですね。

原作ファンの方々が抱くキャラクターの理想を崩さないように、「この人が声優でよかった」と思ってもらえるように、ちゃんと役に向き合おうと思いました。

──佐久間さんが演じるのは、13歳の姿になってしまった主人公・大狼十三のクラスに転校してきた暗殺者・古波鮫シン役です。作品とキャラクターに感じた魅力は?

遅れて青春を取り戻す物語は、主人公の十三に世代が近ければ近いほど共感すると思うんです。そして若い世代が見ても、「おじさんておもしろいな」と思える。いろんな視点でワクワクできる要素があるのがこの作品の魅力だと思います。

そこにみんなが大好きな戦闘シーンや、かっこいい描写とギャグが入り乱れていくところが、原作者の藤巻忠俊先生の作品のおもしろさだなと思います。

シンに関して、まず僕はビジュアルから好きになりました。カンフー使いでかっこいいのに、おしゃぶりをくわえているという不思議さ(笑)。最初は「かっこいい!」と思うのに、「え、めっちゃ変」、「でもやっぱりかっこいいんだよな」という着地をするのがいちばんの魅力だと思いますね。

──シンの最大の特徴は、おしゃぶりがないとしゃべれないという設定です。

佐久間さんご自身も、おしゃぶりをくわえて収録に臨まれたという噂を聞いたのですが。

事実です。バチバチに難しかった(笑)。4つくらいおしゃぶりを買って、どれがいちばん合うか、どれくらいくわえたらしゃべれるかを研究しました。

おしゃぶりの下の方に切り込みを入れて歯がはまるようにすると、ツルッと落ちずにしゃべれることを発見して。

これまでおしゃぶりをくわえているアニメキャラは他にもいましたが、多分、実際におしゃぶりをくわえてアフレコした人は声優史上初なんじゃないかと思います。二次元のアニメーションにリアルが入ったと思うし、作品のスパイスになれたらいいなと思いますね。

──おしゃぶりはどこで購入を?

さすがにお店だと「こいつ、隠し子いるな」と思われるんで(笑)。ネットで買いました。0歳児用から大人用もあったりして。生後7ヶ月まで使えるやつが柔らかくていちばんしゃべりやすかったです。

今、中学時代に戻れたら学校のヒーローになれる

──もしも十三のように中学生活をやり直せたら?

僕は学校が嫌いだったんで、今の考え方と性格でやり直したら学校のヒーローになれると思います。コミュ力がそのころより高いので、全学年友達みたいな。

──では、中学時代の自分に、今の佐久間さんがアドバイスを送るとしたら?

「そのままでいいよ。無理しないでね」かな。あの頃の経験がなかったら今の自分になれていないので。大事なことではあったんだよなと思う。というか、今の自分が昔の自分を救ってあげているので。

──当時はどんな少年でしたか?

目立ちたくないし、できれば本当に人と関わりたくないみたいな感じでしたね。今はもう真逆(笑)。というか真逆の性格を自分で生み出したので、今は何も怖くないし、何の緊張もないし、誰とでも楽しめます。

──別人格に完全に生まれ変わった感覚?

というよりも、アイドルの佐久間大介をプロデュースしている感覚。そっちでいる状態がとても楽なので、そのまま自分も入り込んでいる感じ。

だから本来の自分が適材適所で出てくることも全然あります。常に鍵が開いている状態。

演じる役によっては本来の自分のほうがいいときもあるんで。

Snow Manが心の安定につながっている

──おしゃぶりを失くすと極度にあがってしまうシンにとって、おしゃぶりは精神を安定させるためのものですが、佐久間さんにとって絶対に欠かせないものは?

Snow Manかな。常にメンバーのことを思っています。仕事をしているときも友達としゃべっているときも、「そういえばラウールが……」みたいに、メンバーの話をよくするんです。自分の中では連想ゲームみたいな感覚。一個ワードが出てきたら、パッとメンバーの存在が浮かぶし、それが当たり前になっているというか。

メンバーと一緒にいる時間や、Snow Manを背負っていることが心の安定にもなっていると思います。

──これから挑戦したいことは?

アイドル業と声優業と俳優業は、もっと挑戦していきたいですね。そのためにもオーディションを頑張りたい。僕は「好きなことしかしない」って決めているんです。

──それは、どうして?

自分のためです。この性格になってから「人が喜ぶことをしているときがいちばん自分らしくいられる」と気づいたんです。

自分が存在する意義は多分そこにある。そのことがわかっているから、すごく生きやすいんだと思います。

取材・文/松山梢

編集部おすすめ