東京都大会を優勝した二松学舎大付属は2年ぶり8回目の選抜に挑む。

投手陣は2枚看板の継投策で勝ち上がった。背番号11の河内紬は昨秋公式戦で33回2/3を投げて防御率2.67・奪三振は32・与四死球9を記録。背番号1の及川翔伍は昨秋公式戦で26回1/3を投げて防御率が2.05・奪三振15・与四死球5を記録し、安定感のある2人の投手を軸に勝ち上がった。主に河内が先発し、及川がリリーフの役割を務め、勝利の方程式を確立していった。昨秋公式戦初登板ながら日大三(東京)相手に1失点完投した背番号9の甲斐虎茉輝も控える。

昨秋公式戦9試合のうち、8試合が2桁安打を放つなどチーム打率.389と高い攻撃力を誇る。1番を打つ入山唯斗は昨秋公式戦打率.447、本塁打1と好成績を残した。2番の甲斐虎茉輝は打率.400をマークし、上位が活発だった。中軸は3番の宮本修佑が打率.433、4番の大橋零が打率.571、5番の長尾愛蓮は打率.323と力がある。6番の花澤莞爾は打率.500・打点11・盗塁5と攻撃の軸となる活躍を見せた。

直近5回の成績はいずれも初戦敗退と選抜をやや苦手としている二松学舎は自慢の打撃陣を携え、準優勝した1982年以来の選抜勝利に挑む。

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