高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2025は3日、各地で第5節を開催した。EASTでは、川崎フロンターレU-18と昌平高校が対戦。川崎F U-18が4-3で打ち合いを制した。

開幕からここまで2勝2分1敗の川崎F U-18と2勝1分1敗の昌平の一戦。試合は立ち上がりから一進一退の攻防となった。

先にリードを掴んだのはホームの川崎F U-18だった。前半12分、相手のゴールキックをDF柏村涼太が右サイドのハーフウェーライン付近からヘディングで跳ね返すと、FW平塚隼人が頭で逸らしてスペースへ。中央から右へ流れるようにボールを受けたFW恩田裕太郎がペナルティエリア外から右足を振り、ゴール左に突き刺した。

先制を許した昌平だが、前半27分に追いつく。左サイドから攻撃を仕掛けると、DF森井智也のクロスに合わせたMF山口豪太のボレーシュートはクロスバーに直撃。それでも、跳ね返ったボールをMF長璃喜が押し込み、試合を振り出しに戻した。

さらに昌平は前半36分、左サイドでコーナーキックを得ると、MF飯島碧大が右足で入れたボールにDF伊藤隆寛がファーサイドで合わせる。打点の高いへディングシュートで逆転に成功した。

試合は昌平の1点リードのまま前半を折り返すと、川崎F U-18が後半8分に同点。右サイドからパスを繋いで崩すと、最後はペナルティエリア内のMF新堀翔が豪快に突き刺す。同19分には昌平の長が味方の落としに左足を振って再びリードを手にした。

ホームで負けられない川崎F U-18は後半31分、右サイドからのクロスにDF柏村涼太がダイレクトボレーで合わせてゲット。さらに同35分には、MF藤井漣祐がゴール前の混戦から押し込んでリードを奪い返した。

試合は激しい攻防の末、タイムアップ。川崎F U-18が4-3で勝利し、2連勝を飾った。敗れた昌平は2試合ぶりの白星ならず。両チームは中1日、中2日で次節を迎え、川崎F U-18は5日に敵地で柏レイソルU-18と激突。昌平は6日にFC東京U-18をホームに迎える。

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