全国高校サッカー選手権は、冬の風物詩として長年親しまれてきた大会だ。数々の名勝負とともに、圧倒的な得点力で大会を沸かせたストライカーたちも語り継がれている。

今回は、歴代得点王と大会史に残る記録を振り返る。

大会史上、1大会最多得点記録を持つのは第87回大会(2008年)の大迫勇也だ。鹿児島城西のエースとして出場した大迫は、決勝まで勝ち進む中で10得点を記録。これは現在も破られていない最多記録である。準々決勝の滝川第二戦では2ゴールを挙げ、その試合をきっかけに「大迫、半端ないって!」という言葉が広く知られるようになった。試合後の様子をもとに語られるエピソードとして、後に大迫が日本代表として活躍した際にも再び注目を集めた。

この記録以前、最多得点記録を保持していたのが国見の平山相太だ。平山は第81回大会(2002年)で7得点、第82回大会(2003年)では9得点を挙げ、史上初の2年連続得点王に輝いた。3年間の通算得点は17に達し、国見は在籍期間中に2回の優勝を果たしている。

【選手権】スポブル編集部が選ぶ準々決勝のスーパーゴール3選!神村学園FW倉中悠駕が衝撃の1試合4G|第104回全国高校サッカー選手権大会

近年の大会でも印象的な得点王が誕生している。第100回大会(2021年)では阪南大高の鈴木章斗(サンフレッチェ広島)が7得点を挙げ得点王に。2回戦で1試合5得点を記録し、大きな話題となった。

第90回大会(2011年)では四日市中央工の浅野拓磨(マジョルカ)が7得点で得点王となり、その後はJリーグ、海外で経験を積み日本代表の常連へと成長した。

さらに、第103回大会(2024年)は堀越の三鴨奏太が5得点、第102回大会(2023年)は青森山田の米谷壮史(東海大)と市立船橋の郡司璃来(清水エスパルス)が5得点で並んで得点王を獲得している。

【密着】日本代表のエース・上田綺世を輩出した“名門”鹿島学園に密着 知られざる一面に迫る|第104回全国高校サッカー選手権大会

高校サッカーの舞台は、今もなお次代のスターを生み出し続けている。

今大会(第104回)は準々決勝まで終了し、準決勝は1月10日、決勝は12日に行われる。得点ランキングは神村学園の倉中悠駕が6得点で首位に立つ。2位は同じく神村学園の日髙元で5得点だ。3位タイには鹿島学園の清水朔玖、流通経済大柏の金子琉久らが4得点で並ぶ。残り3試合で得点王の座を手にするのは誰か。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部

編集部おすすめ