
犬に使うべきではない『危険なリード』5選
リードは犬の散歩に絶対必要なアイテムです。しかし、危険なリードを使っていると、散歩中にトラブルを起こしてしまう恐れも……。ここでは犬に使うべきではない危険なリードの特徴と、起こり得るリスクを紹介します。
1.リード部分が長すぎるもの
リード部分が長すぎるものは、事故や飛びつきなどのトラブルに発展する危険があるので避けましょう。
あまりにもリード部分が長すぎると、たとえリードを装着していても飼い主がうまくコントロールできず、車が来ている道路に飛び出して事故に遭ったり、すれ違う犬や人に飛びついて怪我を負わせてしまったりするリスクが懸念されます。
2.リードの幅が細すぎるもの

リードの幅は、基本的に小型犬は1cm程度、中型犬や大型犬は2~3cmの幅があるものを選ぶのが安全と言われています。小型犬でもスタミナや力強さのある犬の場合は、2~3cm幅のリードを選ぶと安心でしょう。
リードの幅が細すぎると、犬の力強さに耐久度が負けてしまい、ちぎれたり壊れたりする恐れがあります。すると、飛びつきや噛みつき、脱走などのリスクが懸念されるので、耐久度の高いしっかりと幅のあるリードを選びましょう。
3.重みのある金属製のもの
金属製のリードは、耐久度も高く、大型犬や力の強い犬などに適しています。しかし、重みのある金属製のリードを使っていると、散歩中に犬の体に負担がかかり過ぎてしまい、体力を激しく消耗する原因になることも。
また、首から肩にかけて重みがかかるので、首を痛めてしまう原因にもなります。金属製のリードを使う場合は、なるべく軽量タイプのものを選びましょう。
4.使い古されて耐久度が下がっているもの

すでに使い古されているリードは、購入当初の耐久度を失っている可能性があります。リードの部分がほつれてきたり、金具部分が錆びてきているものは、散歩中に突然壊れる恐れがあるので避けましょう。
一般的に、犬のリードは使用頻度が高いため、1年ごとに交換することが推奨されています。リードのパッケージに推奨使用年数が記載されているものも多いので、購入時に確認してください。
5.通常の散歩時の伸縮リードは危険!
近年、犬の散歩に伸縮リードを活用する人がいますが、これは原則控えてください。伸縮リードで散歩させてしまうと、うっかりリードを伸ばし過ぎてしまい、飼い主が愛犬をコントロールできなくなってしまうからです。
また、こうした事態を想定し、周囲の人や飼い主が不安な思いをすることも多いので、マナーとして通常の散歩時には、伸縮リード以外のリードを使うようにしましょう。
犬のリード選びのポイント

愛犬に安全なリードを選ぶためには、以下のポイントをチェックしましょう。
- リード幅:小型犬は1cm以上、中型犬や大型犬は2~3cm
- リードの長さ:120~180cm程度
- 子犬や小型犬、ひっぱり癖のない中型犬は「布製」
- 大型犬やひっぱり癖のある犬は「ナイロン製」
- 力強い大型犬や噛み癖のある犬は「金属製」
以上のポイントを参考に、愛犬の性格や体格に合ったリードを選んであげてください。金属製のリードを選ぶ際は、愛犬の首に疾患はないか、重量はどのくらいかを確認することも忘れずに!
まとめ

いかがでしたか。犬を散歩する際に使うリードは、適当に選んでしまうと危険な状況を招いてしまう恐れもあります。今回紹介した危険なリードは避け、愛犬の体格や性格に合った安全性の高いリードを選びましょう。