平野威馬雄
平野威馬雄のプロフィール
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読み方
(ひらの・いまお/Hirano Imao)
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ニックネーム
レミ, ヒラノ・ド・ベルジュラック, 松戸淳, 青宋
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出身地
神奈川県横浜市
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生年月日
1900年05月05日
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没年月日
1986年11月11日
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年齢
享年86歳
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星座
おうし座
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職業・ジャンル
作家・脚本・エッセイスト
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略歴
1900年生、主に戦後〜高度経済成長期に活躍したフランス文学者、詩人、エッセイスト。モーパッサンなど翻訳フランス文学の普及、数々のオカルトエッセイ、ファーブルや南方熊楠らの伝記執筆などで後世に大きな影響を与えた文士である。
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トリビア
青年期はハーフ差別、度重なる中退、コカイン中毒、梅毒、精神病院への入院、全国手配と逮捕、ヒモ生活、肉体労働、変名でのポルノ小説執筆、スパイ容疑など破天荒な人生を送った。1900年、明治天皇に仕えた母と、明治のお抱え米国人弁護士だった父の間に生まれ、幼少時は『家なき子』主人公の名を取り「レミ」と呼ばれ育つ。ハーフとして少年期に受けた差別から、1953年に「レミの会」を同じくハーフの知人らと結成。養子として引き取るなど混血児救済運動を行った。上智大学生時代の南方熊楠との交流から民俗学的な日本研究にも造詣が深く、井上円了を研究したことからオカルト趣味にも傾倒。60〜80年台のUFOブーム、お化けブーム時には多くの著作を残した。「お化けを守る会」世話人頭。母が明治天皇の典侍であり大正天皇の母である柳原愛子邸に勤めていた際に、スコットランドの貴族の家系の末裔に当たるとされるフランス系米国人弁護士ヘンリイ・パイク・ブイ(Henry Pike Bowie)と出会って生まれた、と公式にはされている。が、一説には柳原愛子とブイの密通の子、つまり大正天皇の異父弟ではないか、という噂もある。甘粕正彦がこれを言外に肯定したという証言もあり、戦前の破天荒な行動からの逮捕、反戦無神論者であったことからの戦中のスパイ疑惑などの際、決定的な危機に陥らなかったのは軍部の保護があったためであるという説である。