
高さ25メートルの巨大な鳥居が靖国神社の目印。この鳥居、耐久年数はおよそ1000年だとか…。参道の両側には屋台がズラーッ。
生ビールとおつまみを買ってベンチに座っていると何処からともなくハーモニカの音。曲は「荒城の月」。演奏を終えたおじさんが近くの高校生に突然「男前だね!」とか声をかけ、困らせていて面白かった。
拝殿右手の能楽堂では歌や踊りやマジックショーなどのステージを見ることができ、それぞれ渋い味わいがあって飽きない(今年はつのだ☆ひろも出演するらしい!)。また、付近には各界著名人の書いた「懸ぼんぼり」が吊るされていて、意外な名前があったりして楽しい。毎年、ここにメッセージを書いていた窪塚君のぼんぼりが今年は見られず寂しかった。
参道から少し外れて「見世物小屋」があり、みたま祭りのひそかな目玉になっている。現在、日本には2社しか残っていないという貴重な見世物小屋。数年前までは「蛇女」や「河童のミイラ」などのいかにも怪しげな出し物があったのだが、最近は少し趣向が変わってきているようだ。
ぶらぶら歩いていると、やけに流行っている屋台があった。一見なんの変哲もないカキ氷屋さんなのだが、入れ物が変わっていて、3つの味が楽しめるようになっている。シロップも12種類の中から好きなだけかけ放題!で、300円!!この容器を持って歩く浴衣の女の子をやたら見かけた。買ってみると、屋台のお姉さんが「これ、取り外して洗えるんですよー」と言う。食べ終えてから言われるままに洗って持ち帰ってきたが、何に使えばいいんだ…。途方にくれたが、とりあえず飾っておく。
「戦没者の魂を奉るお祭り」なので、軍帽をかぶったおじいさんを見かけたりするが、そのすぐ脇にはミニ浴衣のギャルがたこ焼きを食べながら歩いていたりして、そういうごちゃ混ぜな感じが「みたま祭り」の魅力!7月13日から16日まで四日間、22時ごろまで毎日やっているので、お暇のある方はぜひ!(スズキ ナオ)